コニカSⅢのカメラ修理

今日は「野沢菜の日」だそうですよ
一昨日が「たまごかけごはんの日」で
今日が「野沢菜の日」って
こりゃ炊き立ての白いご飯がすすみます(笑
本当は私の地元ではそのポジションは
「広島菜」のものなのですが
こちらだと気軽に手に入らないから
普段は「野沢菜」になりますね。
なんといっても「漬物」でしょう!
毎日の食卓の隅に必ず置いてあって
ご飯に添えて食べればまた美味いのなんの(笑
私が幼い頃には「なっぱ」って呼んでましたが
おかずが足りなくても
いまいちご飯に合いにくくて(好みの問題です)
美味しいのだけどご飯がすすまない場合、
おかずはもおうないけどもう少し食べたくて
お茶漬けおかわりしたとき
色んなシチュエーションで「なっぱ」は大活躍です!
まぁ、私今でも、おなかはすいたけど
あまり脂っこいもの欲しくないし作るの面倒だし。。。ってときには
白いご飯に野沢菜だけでたっぷりご飯食べちゃいます
でもこれやると血糖値爆上がりするのですよねぇ(苦笑)
大量の白米はこの歳になると
あまり良くないことが多いです。
白米大好きな私にはちょっとツラいですが。。。
でもそういえばしばらく野沢菜でご飯食べてないな
今日、帰りにスーパーで買って帰ります!
ちなみに野沢菜は日本酒や焼酎のつまみとしても
かなり優秀です(笑

さてさて

今日は「コニカSⅢ」のカメラ修理を行っています。
コニカのいわゆる35mm判カメラは
1947年の「コニカスタンダード」に始まり
ここのブログにもよく出てくる
当時らしいレトロなデザインの
「コニカⅠ、Ⅱ、Ⅲ」と続き
その後の「Sシリーズ」にモデルチェンジされます。
これまでのコニカとは異なり
直線的なデザインになりセレン光電池を使用する
露出計も内蔵されるようになりました。
その後、SⅡにモデルチェンジされ
さらにSⅢに進化しますが
SⅢは並行して同時開発された「オートS」と
かなりの部分で部品の共有化が行われている…とのことですが
シャッターユニットは異なりますし
露出計も「SⅢ」は従来からのセレンで
「オートS」はCdSと
基本的に大きく異なっている部分も多いので
修理する立場としては全く違うカメラという認識です。
SSリング、絞りリングとの露出計の連動部分も
結構異なる構造になっています。

お預かりしている「SⅢ」は
一通り動作はできている状況です。
ただ、やはり気をつけてチェックしてみると
シャッター、絞りには粘りがあり
特に絞りリングは妙に重く
何度も動かしていると羽根の破損や変形に繋がりそうな
ちょっとイヤな感触を感じます。
心配されるセレンは起電はそれなりにできているようなので
調整等で十分実用的な精度は確保できそうです。
それよりもこのタイプのSSリング・絞りリングの
動きに合わせて摺動抵抗で露出計の指針を
コントロールするタイプは摺動抵抗の状態が悪いと
全く修理不可なことも多いので注意が必要です。

一通り現所チェックだけ行った段階です。
やはり絞り羽根の粘りはちょっとマズい段階です。
これ以上動かすのは危険なので
まずはシャッター羽根、絞り羽根の清掃・調整を
先に行っていこうと思います。
搭載されるレンズはヘキサノン47mmF1.9の大口径レンズです。
写り評価の非常に高いヘキサノンですので
整備後にはご依頼者様にも
その写りをたっぷり楽しんでいただければと思います。

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