今日は「パフェの日」だそうですよ。
パフェの語源って
フランス語で「完全な」という意味の parfait からだそうで
「完全な(デザート)」という意味とされるのだそうです。
うーん、確かにその通りかも…
長らく喫茶店とかでちゃんとしたパフェなんて食べてないですが
美味しいなんてもんじゃないですよね
まさに幸せになれる逸品だと思います。
生クリーム好きでアイス好きな私としてもたまらないですねぇ
もうこう書いているだけでパフェ食べたくてたまらん(笑
パフェはフランスでの産物ですが
同じようなものにアメリカ発祥の「サンデー」もありますね。
郊外のドライブインなんかに行くと
「サンデー」表示のデザートが多かったイメージです。
ドライブインでもデパートのレストランでもそうなのですが
店先にあるパフェやサンデーの食品サンプルが
何とも派手でポップで見ているだけで
楽しくなってくるのですよねぇ~
近日中に昔ながらの喫茶店に行ってパフェ食べてきます!!!
さてさて
本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
1966年発売の機械制御シャッター機です。
ミノルタを代表する機械制御機ともいえますが
1960年代を代表する中級機とも言っていいような気がします。
ミノルタ初のTTL測光機でもあり非常に使いやすく
それでいて丈夫なカメラです。
「SR-T101」自体も7年を超えるロングセラー機ですが
この後に出てくる「SR-Tスーパー」や「SR505」「SR101」も
このSR-T101と基本的な部分の構成構造は同じです。
それだけ基本設計が優れていたカメラだと言えると思います。
現存している台数も多く中古カメラ屋さんだけでなく
リサイクルショップ等で見かけることも多いカメラです。
数が多いだけあってコンディションは千差万別で
丈夫なカメラ故にとりあえず動作はしている個体も多いものも
さすがに製造から50年以上経過するカメラなので
そのままでは普通に使えない場合がほとんどだと思われます。
今回お預かりしている「SR-T101」も
随分長い間、ご依頼者様のご自宅で使われないまま
眠っていたものだと思われます。
ただ保管状況は悪くないと思われ
とりあえずはシャッターも動作していますし
電池室に腐食等も見られません。
ただしモルトは内部も含めて当然ながら全滅ですし
シャッター速度の設定に関わらず
全速でシャッターを切るとミラーアップしたままになってしまいます。
SR-Tの場合、構造上とりあえず巻き上げるとミラーは降ります。
こういった症状の場合、
大抵はミラー駆動部に問題があるわけではなく
シャッター幕が正常に走りきらないことが原因で
最後にミラーをダウンさせることができないのが定番です。
今回もシャッター幕の走行状態は悪く
明らかに後幕がキレイに走りきらないのが
一目瞭然で高速シャッター精度にも
かなり問題がある状態ではありました。
しかしながら今回はそれだけではありませんでした。
応急処置的にシャッター幕が最後まで走りきる処置を行い
動作確認してみたのですが
それでもミラーは全く降りてくる気配がありません。
精度はともかく明らかに後幕走行には問題がないのにかかわらず…
他にも何かあるな…と思いいろいろ調べていると
巻上軸からのリンクギアが一部劣化で破損していて
歯が一部ない状態なのが発覚しました。
最初期のSR-Tではここのギアは金属製で
最初期以外は樹脂製ギアではあるのですが
それでも強度的にはそれほど問題は出ない箇所です
ただし今回は何らかの原因でこのギアが劣化で
ボロボロに脆くなっています。
幸いこの部分のギアは樹脂製でもまだまだしっかりしたものが
部品取り等から取れるので今回は中古良品と交換で対応します。
巻上不可になった場合とかに無理に負荷をかけると
ここのギアが割れることがあるのですが
こんなにボロボロに劣化しているのはあまり見ないですね。
個体差的な問題なのかどうか…
何はともあれ原因がはっきりしたので
他の修理整備も合わせてこれから進めていきます。
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