コニカオートS2のカメラ修理

今日は記念日制定の少ない日ですねぇ…と思いながら
毎日の日課で調べていたら
「マウスの誕生日」…ん?なんのこっちゃ???と思ったら
パソコンで使う「マウス」のことなのですね!
1968(昭和43)年12月9日、
アメリカの発明家で「ITの父」ダグラス・エンゲルバートにより
マウスやウインドウ、ハイパーテキストなど
パーソナルコンピュータ、インターネットの歴史の出発点ともなる
デモンストレーション「The Demo」が行われたことに由来しています。
そんな前からマウスって存在自体はあるのですね!
私がパソコンに最初に触れたのは中学生の頃の
PC-8801mkⅡSRだから1980年代半ば…その頃には
マウスどころかwindowsもまだ一般的ではなかったです。
windowsやマウスが一般的になったのはやはり
1991年のwindows3.1あたりからじゃないかと記憶しています…
でももう30年以上前の話なのですね。
いまやPCの操作にマウスなしは考えられませんが
ショートカットキーを使ったほうが早い場合も多いので
やたらとショートカットキーを覚えた時期があって
今でも重宝しています。でもマウスないと困りますけどね
今はワイヤレスが主流ですがたまにマウス側やOS側がトラブって
マウスが使えなくなると何もできなくなることもありますものねぇ
そんな感じで今日もエレコムさんの赤いマウスを右手に握りながら
PC作業も行っています。

さてさて

本日は「コニカオートS2」のカメラ修理を行っています。
コニカⅠ・Ⅱ・Ⅲシリーズの後継機である
「コニカSシリーズ」をベースに
露出計受光体をCdSに変更し
さらにシャッタスピード優先オート露出を搭載したのが
「コニカオートSシリーズ」です
「S2」はその2代目のモデルにあたり
CdS受光体がレンズフィルター枠内に移設され
フィルター使用時の露出倍数等の補正が不要となった改良版です。
レンズもヘキサノン47mmF1.9から45mmF1.8へ変更されています。
シャッターユニットはコニカSVAが搭載され
B・1s~1/500をカバーします。
公式な資料はないのですがかなりのヒット作だったと思われます。
…というのもコニカSシリーズ、オートSシリーズで
最もよく見かけるのがこの「オートS2」ですし
実際にこの時代のコニカとしては
この「オートS2」が一番修理依頼も多いカメラだと思います。
実際にSS優先オートも含め非常に使いやすく
ヘキサノン45mmF1.8のレンズの写りも非常の良いカメラです。

お預かりしている「オートS2」は
かなり長い間、ご依頼者の自宅で眠っていた個体だと思われます。
使われなくなってから数十年は経過していると思われます。
まずシャッターが切れない…というより
レリーズボタンが押せません。
おそらくシャッターはチャージされているものと思われますが
レリーズボタンそのものが錆と緑青で完全に固着していて
全く動かない状態です。
溶剤や油を使ってまずはレリーズボタンの固着を解消してみたところ
レリーズはできるようになりましたが
シャッター羽根は定番の粘りでゆっくりとしか動作できない状態です。
全体的にサビや緑青で巻上機構も含めてかなり動きの重い状態です。
レンズやファインダーの状態は比較的良いのですが
それでもそれなりにカビや汚れは付着しています。
水銀電池はしっかり抜いてあって電池室への
大きなダメージはないですがやはり電池室裏のハンダやSW部は
緑青で覆われていて通電せず露出計も不動の状態です。
フルコースで整備が必要な状態かと思われます。

まずは各部の動きを確認しながら分解に取り掛かっていきます。
ここからさらに前板及びシャッターユニットを分離して
機械的な整備を行っていきます。
並行して露出計回路の配線等を必要に応じて交換し
各接点を入念い清掃していきます。
その上で各部の調整を行っていきます。
この時代のカメラなので少し大柄で内部には余裕があり
整備性は良好なカメラです。
見慣れた内部構造ではありますが
細心の注意を払って修理整備を行っていきます。

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