今日は「パソコン記念日」だそうですよ。
1979(昭和54)年のこの日に
日本電気(NEC)がパーソナルコンピュータ
PC-8001(PC-8000シリーズ)を発売したことに由来しています。
最初のパソコンブームの火付け役となったマシンですね。
懐かしいですねぇ…
私が最初にパソコンに触れたのは高校生になったばかりの頃の
PC8001mkⅡSRですが毎晩夢中になって弄り倒してました(笑)
それでも今のパソコンに比べればできることは
めちゃくちゃ限られていましたし
何か一つ行うにも本当にいろいろ大変でした…
BASICがOSを兼ねていたこの時代に比べると
window3.1登場以降のPCは
劇的にインターフェースが変化しました…
今や特に難しい知識がなくてもパソコンは普通に操作できますし
慣れた方なら初めて触るソフトでも
なんとなくは操作できるかと思います
これってPC8001当時には全く想像もできない世界でした。
今や私の仕事だってパソコン抜きには全く考えられません。
メインの作業自体はパソコン関係ないですが
付随する書類関係、管理業務、経理業務
すべてがパソコン上で動いています。
以前にパソコンが突然壊れたことがありましたが
当然ながらすべての業務がストップし
復旧するまで通常の作業どころではありませんでした。
なにはさておいてもバックアップと
他PCに復元できる環境は必須でとても大切ですね…
さてさて
本日は「ミノルタX-700」のカメラ修理を行っています。
1981年発売のカメラです。
当店が扱うことのできるカメラとしては
最も新しい世代のカメラです。
スペックとしてはいわゆる中級機ですが
新設計のフレームを使用して
それまでのXG系の基本構造から脱却したカメラです。
いわゆるX3桁機としては最上級の機種となり
登場以来長らくミノルタマニュアルフォーカス機の
頂点として発売されたカメラです。
その間にαシリーズが発売され時代がAF機へと変化しても
カタログ落ちすることもなく1999年頃まで
18年間販売されました。
長らく発売されるだけあって基本設計に優れていて
使い心地もよいカメラです。
ロングセラー機なので現存台数も多く
比較的状態の良いモノが多いような気もします。
お預かりしている「X-700」は電源は入るものの
シャッターが切れません。
幕位置から判断してシャッターはチャージされています。
何らかの原因でレリーズができないものと思われます。
「X-700」は比較的電子部品関連のトラブルは少ないカメラなのですが
それでも電子回路上のトラブルが原因の場合は
当店では修理不可能と判断せざるを得ないことも多いです。
今回の「X-700」はご依頼者様がずっと所有されていたもので
これまでは普通に使えていたものの
少し久しぶりに出してみたらこの状態だったということから
おそらくは致命的トラブルではないのではと思われます。
画像はまだ取り掛かり始めの段階でのモノです。
一端取りかかって分解すると
この類のカメラは一気に済ませたい
(分解している状態でできるだけ放置したくない)ので
この後に一気にできることを集中して済ませてしまいます。
そのためこの類のカメラは閉店後に集中的に
作業を行うことが多くなります。
今回のトラブルの原因は予想通りマグネットの汚れによる
吸着不良からくるものでした。
それ以外にも主に接触不良を原因とした
挙動の不安定さが出ている箇所もありましたので
機械的な部分の整備に加えて各接点の清掃を入念に行っています。
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