コニカSのカメラ修理

今日はわかりやすく「し(4)ろ(6)」で
「白の日」ですね。
やはり白いアイテムは選びがちですね。
何でも合わせやすいですし…
同じ理由で「黒」もそうですが
私の身の回りを見ると「黒」より「白」の
アイテムの方が多いかな…
ただ白いアイテムは大抵の場合
「輝くような白」だからこそ良いものが多く
汚れも目立ってしまうためお維持するための
お手入れは大変なものも多いかもしれません…
でも「黒」もシミや汚れは目立ちますし
それはどの色でもそれほど大差はないかもしれないですね…
あ…そういえば個人的に歓迎できない白が…
最近さすがに寄る年波に勝てずに白髪が増えたのですよ…
もう白髪染めが手放せなくなってしまいました…(苦笑)

さてさて

本日は「コニカS」のカメラ修理を行っています。
1959年発売のカメラです。
レンズ固定式のレンズシャッター搭載レンジファインダー機です。
それまでの「コニカⅠ・Ⅱ・Ⅲ」と続いた
クラシカルなデザインから決別し
直線基調のデザインに一新されたモデルです。
露出計も内蔵になりました。
この時代なのでセレン光電池を使用します。
SS・絞りリングに連動して指針を動作させるタイプです。
露出を設定して指針が真ん中にくれば適正露出となります。
レンズはコニカⅢと同様のヘキサノン48mmF2を搭載します。
シャッターユニットはコパルSVでB・1s~1/500をカバーします。

お預かりしている「コニカS」は
やはり随分長い間、使われずにしまい込まれていたもののようです。
レンズシャッター定番のシャッターの粘りはなく
シャッター自体は元気に動作しています。
心配されるセレンも元気に起電しています。
ただ元気過ぎて指針が明らかに振り過ぎです。
この露出計のいうとおりに露出計設定してしまうと
かなりアンダーな写真になりそうです。
セレンの起電に問題はないのですが
このタイプの連動露出計はSS・絞りリングの摺動抵抗で
露出計への電流を調整しているので
この抵抗の摺動部に汚れ等がたまっていることが原因かと思われます。
汚れなら何とかなるのですが
稀に抵抗体が劣化で剥がれ落ちてしまっていて
とにかく指針が振りきったまま…という状態のモノもあり
こうなると残念柄修理不能です。
その点では機械的な追伸式のほうが経年劣化には
強いのではないかと思います。
今回は摺動部の清掃で実用上問題ない程度には何とかなりそうです。

そしてレンズ・ファインダーには
それなりのカビがやはり発生しています。
レンズのカビは比較的軽微なもので清掃で問題なく除去できそうです。
ファインダーはカビよりも曇りが深刻です。
昨日も同じようなことを書きましたが
濃霧の中にいるかのような状態です…
ハーフミラー蒸着部が劣化で曇っていると
清掃ではどうにもならないのですが
今回の曇りは主に接眼レンズ内側の汚れによるものです。
これであれば清掃でかなりクリアになると思われます。
距離計二重像も大きく縦・横ともにズレしているので
こちらも清掃後に調整します。
まずはこれから分解す進めて機械的駆動部の整備から行っていきます。

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