日別アーカイブ: 2017年2月19日

ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は「地動説」を唱えたコペルニクスの誕生日だそうで
「天地の日」とのことです。
今でこそ地球が太陽の周りを自転しながら回っているのは
小学校で習うくらいの当たり前のことですが
何も情報や知識がなかったら
地球の周りを太陽が星が回ってる。。。ってやはり思いますよね(天動説)
同じように現代でもまだ当たり前だと思っている現象や理論が
これから大きく覆されることはまだあるのですかね。

さてさて

今日は。。。というか今日も「ミノルタオートコード」の
カメラ修理を行っています。昨日に続いて2日連続です。
もちろん同じカメラではなく全く別のご依頼者様のカメラですが
タイミングよく同じカメラの依頼を続けて受けることはよくあります。
ちょっと不思議ですよね。。。
本日、修理するオートコードは初期型のオートコードです。
昨日のオートコードLと違って露出計も付いていません。

ミノルタはこれ以前のミノルタフレックスやミノルタコードでも
優れた二眼レフを生産していましたが
やはりオートコードシリーズは他の国産二眼レフを含めても
かなりクオリティの高いカメラだと思います。
特徴的な振り子式ピントレバー、絞り・SSの集中表示
描写には定評のあるロッコールレンズ
他の二眼レフとは違いフィルムの平面性を保つため
上から下へフィルムを送る方式。。。
優れた部分がたくさん存在するカメラだと思います。
余談ですが私も祖父の形見で引き継いだ
初期型オートコードを持っていて今でも撮影に使います。
本当にいいカメラですよ。

お預かりしたオートコードはテイクレンズ、ビューレンズともに
カビ・汚れが見受けられることと
スローガバナが少々固着気味、絞り・シャッター羽根にも
少々油シミが見受けられます。
レンズシャッターの宿命ではありますが
シャッター羽根・絞り羽根は、しっかり清掃しないといけません。
今しがた、一通りの現状チェックを行ったので
これから本格的に分解整備を始めて
各部点検整備一式を行います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。