日別アーカイブ: 2017年4月24日

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「日本ダービー記念日」だそうですよ。
うーん、私、競馬とかパチンコとかのいわゆるギャンブルって
ほとんどやったことないんですよねぇ。。。
宝くじすら買ったことない。。。(笑)
人生そのものがギャンブルみたいなもんだし
もうこれ以上、リスク背負わなくていいかな。。。(笑)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
いわゆる高級機で唯一ともいえる軽量コンパクトさで
非常に人気の高いモデルです。
確かにニコンFやキヤノンF-1だと
持ち歩くにはちょっと。。。と思われるシチュエーションでも
OM-1+標準レンズなら気軽に持ち歩けますね。
さらに単に軽量コンパクトなだけでなく
シャリッとした独特の巻上感覚、とても上品な音質のシャッター音等々
使い心地もかなり官能的で
撮影すること自体が楽しくなってくるカメラです。

現在でも非常に人気の高いカメラで
修理や整備の依頼の多いカメラでもあります。

今回、お預かりしたOM-1もご依頼者様の自宅で
ながらく眠っていた個体のようです。
まずは定番のプリズム腐食に始まり
これまた定番の電池室切片取付部の樹脂ネジ破損
(ということは露出計は当然動きません)
等々のトラブルを抱えています。

保存状態そのものは悪くなかったようで
意外とシャッター等の動きは若干の調整こそ必要ですが
スローガバナーも含め快調に動作しています。

右隅に写っているのがわかりにくいですが
破損した樹脂ネジです。電池室のマイナス側の端子を支える役目です。
全てのOM-1に樹脂ネジが使われているわけではないのですが
樹脂ネジが使われているOM-1は
かなり高い確率で経年劣化で樹脂ネジが破損しています。
電池室のマイナス側端子を押してみて
グラグラあるいは反発力が全くない場合は
ほぼ間違いなく樹脂ネジが破損しています。
もちろん接触不良を引き起こしますので
露出計は動かなくなります。

特殊なサイズのネジで現在では入手困難ですが
交換用のネジは準備できますので交換で対処します。
これから分解を進めてさらに各部点検整備一式を行います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。