今日は「花火の日」ということらしいです。
本格的な花火の季節には少し早いですが。。。
打ち上げ花火も手持ち花火も
面白い被写体ですよねぇ。。。
昔は毎年、夏にはどこかしらの花火大会で
いろいろ試行錯誤しながら撮りましたが
この仕事を始めてからはさすがにほとんど行けなくなりました。
打ち上げ花火の場合は場所取りで
ほぼ写真の出来が決まってくる部分がありますから
花火大会の当日のお昼くらいには場所を確保したいのですよねぇ。。。
今、撮るとまた昔と違うアプローチもできそうだから
機会があればまたチャレンジしたいです。
さてさて
本日は「オリンパスペンEED」のカメラ修理を行っています。
ペンEEのデラックス版あるいはペンDをEE化したものとも
言えるでしょうか。。。
でもその外観は「ペンEE」にも「ペンD」とも全く違う
独自の雰囲気を醸し出しています。
他のペンを含むハーフカメラと比べても
少々大きめのボディで角ばったデザインです。
すごく頑丈そうに見えます。
「D」ですのでレンズはF1.7の大口径です。
32mmF1.7ですからペンD3と同じかと思いきや
異なる設計のレンズだそうです。
基本的にはプログラムオートで撮るカメラです。
シャッター音もちょっと独特で「シャコーン」といった感じです。
シャッターそのものは機械制御ですが
オート時には露出計がある程度振れていないと
赤ベロが出てきてシャッターロックがかかります。
で、今回、お預かりのペンEEDは電池を入れて
明るいところに向けても赤ベロが出てしまい
シャッターが全く切れない状態です。
(フラッシュ使用時のためのマニュアルモードでは切れます)
電池室をよくよく観察してみると
わずかに緑青が付いていますので
おそらく内側のハンダ付け或いはリード線が腐食して
断線してしまっていると思われます。
非常に外観もキレイでレンズの状態も悪くないので
露出計さえ復活させて露出計やオートの調整を行えば
気持ちよく使えるのではないと思われます。
もちろん、何にしてもかなり分解しなくてはいけないので
シャッターユニット等の整備もこれから行っていきます。
ペンEEDのデザインって何か他のカメラと違って
何かしら違和感があるなぁ。。。と以前から思っていたのですが
このカメラ、セルフタイマーが向かって右側についていて
そのせいかレンズ自体も左にオフセットしているのですね。
一般的な一眼レフ等がセルフは左側に付いていて
レンズは右にオフセットされているものがほとんどなのですが
通常と逆だからちょっと見慣れない感じがするようです。
(コンパクトカメラはオフセットせず真ん中にレンズがあるものも多いです)
先程、セルフを動かしていて初めて気がつきました(苦笑)
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