日別アーカイブ: 2019年2月7日

コニカFPのカメラ修理

今日は2月7日ということで
「フナの日」だそうです。
小学生高学年の頃には
池によく釣りに行きましたねぇ。。。
見よう見真似で作った仕掛けに
ホームセンターで売っているような
子供用の竿だったから
ロクに釣れなくて。。。
結局ザリガニ釣りになってたりしましたが。。。(笑)
その頃、里山で見かけることの
多かった池(大抵が農業用のため池)って
色んな生き物がいて格好の遊び場でした。
「危ないから行くな」とも地区子ども会とかで
言われていたのですが。。。
行くなといわれればもっと行きたくなりますよねぇ。。。

さてさて

本日は「コニカFP」のカメラ修理を行っています。
発売は1962年です。
この2年前の1960年にコニカFシリーズ最初のモデルである
「コニカF」と「コニカFS」が発売されており
「FP」は「FS」のマイナーチェンジモデルと言って良いと思います。
シャッターユニットはニコマート等でもお馴染みの
「コパルスクエア」です。
少々大きくて重いですが非常にしっかりと作られたカメラです。
コパルスクエアの堅牢性とも合わせて
ある程度、定期的にメンテナンスしておけば
非常に長く使えるカメラだと思います。

お預かりしているFPはちょっとめずらしいブラックモデルです。
ご依頼者様が最近入手されたものとのことで
外装にはアタリや目立つキズもなく良い状態です。
ただ、分解歴が過去にあるようで
巻上レバーの化粧蓋が斜めに入っていたり
接眼レンズ部の遮光板も斜めに入っていて
視野を少し隠してしまっています。
シャッターはとりあえず動作していますが
バランスが崩れていて高速シャッター時には
露光ムラが起きる状況です。
とはいえ、しっかり整備を行えば
全く問題なく使える状態になると思われます。
ところで「コニカFシリーズ」のレンズマウントは
コニカFマウントです。
ご依頼者様は「ARマウント」のコニカ一眼レフを
使っていてそれも当店で整備を行いましたが
「Fマウントも使ってみたい」ということでこのFPを入手されたそうです。
「ARマウント」のレンズに比べると
「Fマウント」のレンズは流通量が随分少ないですが
古いヘキサノンも非常に良い味の出るレンズだと思います。
マウント形状は少々独特で
シャッターを切ったときにボディ側の絞込みレバーが
マウントの外側に少し飛び出してきます。
(文章で書くとなかなかわかりにくいのですが。。。)
持ち方によってはつい触れてしまうこともあると思うので
注意が必要です。
(絞り込んだ瞬間に触れてしまうと絞りきれない状況も起こります)

これから分解整備に取り掛かり
各部点検整備一式を行っていきます。

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