今日は「和食の日」だそうですよ。
「いい(11)に(2)ほんしょ(4)く」(いい日本食)と読む
語呂合わせからだそうです。
なかなかの強引さですねぇ(笑)
由来はさておき和食はやはり美味しいですねぇ
特に年齢を重ねて脂っこいモノが苦手になってくると
和食の優しさが身体にしみわたります。
私、ここ数年で揚げ物がかなり苦手になったようで
「美味しそう!」と思って買ったコロッケとかが
食べるまでは全然美味しく食べられてよいのですが
たった1個のコロッケが30分後には
結構な胸やけ・胃もたれを引き起こしてしんどいのです…(苦笑)
ほんと困ったものですねぇ…
なので総菜コーナーでも自然と和風の煮物や焼き物に
目がいってしまうのです。またこれが美味しいのです!
今度は塩分の摂り過ぎに注意しなくてはいけませんが…
生まれ育ったのがじいさんばあさんとの3人暮らしだったこともあり
地味な和風の家庭料理は慣れ親しんだ味ですし
食べていて最も安心できる味でもありますね。
なかなか自分で作ろうとすると大変なのが困りものですが…
そう考えると毎日毎日3食、食事を作るばあさん、すごかったなぁ…
さてさて
本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
いつも書きますが国産最高峰の二眼レフかと思います。
写りの評価の非常に高いロッコール75mmF3.5レンズを搭載し
シャッターはモデルによって異なるものの
いずれも当時の国産最高級のレンズシャッターを搭載します。
抜群に明るいとはいえないもののキレの良いファインダー
ハラキリ型とも呼ばれる下部レバー式のピント調整は
素早くもじっくり細かくも合わせられる優れものです。
絞り・SSの露出情報はビューレンズ上部の窓に
集中表示され撮影ポジションのまま確認が可能です。
フィルム装填はスタート合わせのセミオートマットで
セルフコッキングも搭載します。
そしてフィルム平面性重視で通常とは逆の
「上から下」に巻きあげるフィルム送り…
改めてあげてみるとなかなかの内容ですね。
それでもその使いやすさや撮影のための機能ひとつひとつは
「オートコード」で初登場したものはほとんどなく
前身のミノルタフレックスやミノルタコードで培ってきたものの
良いところを全部集めてきたきたような形です。
そういう意味からも長い歴史を持つ
ミノルタ二眼レフの集大成ともいえるのが
「オートコード」なのかと思います。
当然ながら現在でも非常に人気の高い二眼レフです。
お預かりしている「オートコード」は前期モデルで
シャッターユニットはお馴染みのシチズンMXVです。
シャッターは羽根に多少の粘りがみられるものの
全速一通り動作しています。
フィルムを入れずに空シャッターを切っている分には
大きな問題はないようです。
今回の「オートコード」の問題は
実際にフィルムをセットした状態で出てきます。
通常、フィルムが装填されていない場合は
カウンター窓には赤い「▽」が出ていて
その場合、何度でもチャージできて何度でもシャッターが切れます。
そしてフィルムをセットしてスタートマーク合わせして
裏ブタを閉め巻き上げていくとカウンターが動きだし
「1」が表示されたところで巻き止めがかかります。
そしてシャッターを切ると巻き止めが解除されて
次のコマへの巻上+シャッターチャージ…なのですが
このときに巻き止めが掛かったまま解除されません。
つまり巻上クランクが全く動きません。
これではいくら空シャッター時に快調でも撮影には全く使えません。
巻上機構のどこかで動作不良が起こっていて
巻き止め解除ができないのだと思われます。
シャッターの粘り等の解消も含めて
全体的な整備を行うのですが
まずは最も大きな問題である巻上周りの修理から取り掛かります。
開けている途中で気づきましたが
過去に分解歴がありますね…細かい部分まで丁寧にチェックした上で
動作不良の原因を探っていきます。
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