日別アーカイブ: 2026年3月4日

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「円の日」だそうですよ。
1869(明治2)年のこの日(旧暦)に
明治政府が貨幣を円形として
金銀銅の貨幣を鋳造する円貨の制度を定めたことが由来となっています。
記念日の3月4日は旧暦の日付で、新暦だと4月15日となるそうです。
これより前は江戸時代に長く使われた「両」だったのですね。
気になって調べてみたのですが
1両小判の価値は現在でいうところの10万円~30万円くらいだそうです。
幅が大きいのは時代によって価値が異なることと
何を基準に換算するかでかなり価値が変わってしまうからです。
ちなみに1両は4分、1分は4朱、1朱は250文だったそうです。
1分や1朱は金貨銀貨がそれぞれあり
金貨は主に江戸で使用され銀貨は大阪で使われたそうです。
「早起きは3文の得」の3文は1両=10万円で計算すると
75円ということになりますね。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
やはりコンスタントに依頼が多いカメラは機種名でいうと
当店の場合は圧倒的にOM-1です。
元祖軽量コンパクト一眼レフといえるカメラかと思います。
それまでの一眼レフは大きく重く作動音も大きなものが多かったのですが
OM-1は内部機構にもいろいろな工夫を行い
同時代の他メーカより一回り小さく軽いボディとなっています。
エアダンパーを使用してミラー駆動音も小さく抑え
単に音が小さいだけではなく独特の上品な作動音も魅力の一つです。
巻上感覚も独特でシャリっとした滑らかな巻上も
非常に気持ちよいカメラです。
発売は1972年で当初は「M-1」として発売されますが
翌年には「OM-1」に改名されました。

お預かりしている「OM-1」はモータードライブ対応となった
中期ともいえる「MD」モデルです。
おそらくしばらくは使われていなかったものと思われます。
定番のプリズム腐食が起きていて
シャッターはとりあえずは動作するのですが
これも定番といえる巻上トラブルがたまに起きるようで
チャージ不良になってしまうようです。
今はいろいろ動かしているとなんとか復帰するという状態です。
露出計も精度はともかくとしても動作はしています。

プリズムは周子良品と交換で対応します。
いろいろな工夫を行ってこの時代としては
驚異的な小ささに作られているOM-1ですが
経年劣化の影響もあって
やはり華奢な部分やデリケートな部分が多くあります。
比較的トラブルの起きやすい箇所は
比較的決まっているのでそのあたりの対策も施しつつ
駆動部分は全て整備を行っていきます
本来の動きを取り戻したところで
各部の微調整を行ってシャッターの精度も出していきます。

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