ミノルタXEのカメラ修理

今日は「月光仮面登場の日」だそうですよ。
1958年(昭和33年)のこの日に初めて月光仮面の放送が始まったそうです。
さすがに私の生まれる11年前ですし
月光仮面はきちんと観たことはないですね。。。
私の世代だとやっぱりウルトラマン(タロウあたり)や仮面ライダー(V3あたりから)ですね。
でもどっちかというとミラーマンやレインボーマンあたりのほうが
印象強く残っていたりします。

さてさて

本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
非常に滑らかな巻上感触を始め
あらゆる操作感に優れたXEです。
少し大柄ですしスペックは飛びぬけたものはないのですが
とにかく使っていて気持ちよい。。。そんなカメラですね。

今回お預かりした個体は非常にキレイなシルバーボディです。
大きなキズもスレもほとんどなく
ショーウィンドウにこのまま並んでいても
目を引くほどの良い状態のボディです。

そんなキレイなXEでもやはり定番のプリズム腐食が始まっていて
ファインダー視野下部1/3は真っ黒というほどではありませんが
明らかに蒸着剥がれが起きてしまっています。
こればかりは何も対策されていないとほぼ間違いなく発生するトラブルです。
加えて、これも定番ですが
露出計は電源を入れるとほぼ上端を振り切ってしまいます。
常に振り切っているわけではなくてチェックしてみると
6段以上アンダーといった感じです。
ということは普通の光の状態だとほぼ振り切ってしまいますね。

もう少し現状を確認するために
これから分解を進めていきます。
露出計トラブルの原因はおそらく巻戻しクランク下の
摺動抵抗の不具合かと思われますが
まずはシャッターユニット、ミラー駆動部の
点検整備から取り掛かります。

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