ミノルタオートコードのカメラ修理

1934年のこの日、イギリスの新聞に「ネッシーの写真」が掲載されました。
いわゆる「外科医の写真」として非常に有名な
ネッシーが水面から頭を出した写真です。
子供の頃に何度も本や雑誌でこの写真を見ましたね。。。
後の1994年にトリック写真であることが判明し
その他当時いろいろ出てきた写真もほとんどが
トリックだったり小動物等の写真だったことが判明しています。
まぁ、でも当時は「ネス湖に恐竜の生き残りがいるらしい。。。」なんて話は
ロマンがあって面白かったです。
そういえば。。。日本でも「イッシー」とか「クッシー」とか話題になりましたね(笑)

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
発売は1955年、当時は二眼レフブームで数え切れないほどの種類の
二眼レフが存在し、かつメーカーもたくさんありました。
その中でも国産最高峰といわれる二眼レフですね。
フィルムの平面性を保つため通常とは逆の
上から下へと巻きとるフィルムローディング、
上から読めるように集中表示された絞り値・SS値
「ハラキリ」と呼ばれた振り子型のピントレバー
そして言うまでもなく評価の高いロッコールレンズ。。。
魅力満載の二眼レフだと思います。

今回、お預かりのオートコードは
問題なく動作し撮影にも使用されていたものなのですが
うっかり落としてしまったらしく
それからシャッターが切れなくなってしまったとのことです。
外観もよく見ると絞りレバーは微妙に歪んでしまっていますし
レンズ周りのカバーにも歪みが見受けられます。
まずはレンズカバーを外して
シャッターが切れない原因を探ります。

おそらく落下したショックでシャッターユニットの
取り付け位置が少しずれてしまっているようです。
それでチャージもリリースもボディ側からのリンクが
上手く作動しないようです。
一度、レンズを全て外してシャッターユニットを降ろして
一通りの点検整備を行います。
もちろん、今わかっている箇所以外に何か問題はないか
細かくチェックしていきます。

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