ニコンEMのカメラ修理

今日は「缶ジュース発売記念日」ということですよ。
1954年のこの日に日本初の缶ジュース、「明治オレンジジュース」が
発売されたとのことです。
缶ジュース。。。というより缶コーヒーは外出先でついつい買っちゃいますね。
コンビニで最近多い自分で淹れるタイプのコーヒーではなくて
ついつい缶コーヒーを買っちゃいます。
味が云々ではなくて手軽なのが魅力かな。。。

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
1980年に当時のフラッグシップF3と同じタイミングで発売されました。
F3の「スーパーニコン」に対して「リトルニコン」キャッチフレーズが付けられました。
ニコン初の軽量コンパクトな一眼レフといってもいいかもしれません。
プラスチックを多用したボディは確かにこれまでのニコン一眼レフとは
異なる方向性です。
発売当初はこれまでのニコンのイメージとの相違のためか
国内では意外と売れなかったようですが
海外ではかなりの数が販売されたようです。

お預かりしたEMはご依頼者様が
昔から使っているカメラとのことですが
一度、光線漏れの症状が出てからは使っていないそうです。
光線漏れはモルトの劣化が原因のものがほとんどですが
EMはモルトが劣化してくると比較的早い段階で
光線漏れが出てくる傾向がございます。
モルト交換は早めのタイミングで行ったほうが良いと思います。

他には逆光用補正ボタンを押したときの露出計が不安定
(これもEMによくある症状)
マウント部絞り連動環動作不良
オートも少々不安定な上に全体的にかなりアンダーです。
いわゆる電子制御シャッターですが
電子基板に異常があって修理不能ということは
非常に少ないカメラです。
今回も機械的動作部分の清掃・整備
電気的接点の清掃、マグネット部の清掃等々を
行った上で細かい調整を行っていきます。

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