ミノルタハイマチック11のカメラ修理

今日は「ビフィズス菌の日」だそうですよ。
日付の由来はフランスの小児科医のアンリ・ティシェ氏が
パリの生物学会で「ビフィズス菌」の発見を発表した日である
1899(明治32)年12月2日からだそうです。
善玉菌の代表と言われる「ビフィズス菌」入りの
食品を食べることでおなかを良い状態に保ち
健康を維持してもらうことが目的だそうです。
子供の頃にヤクルトミルミル配達してもらってましたねぇ…
甘さが抑えめで飲みやすいのです。
大人になってから飲む機会ないけど
今度買ってみようかな…
ビフィズス菌云々はともかくとしても
プレーンヨーグルトは積極的に
毎日食べるようにしています。腸内環境大事です!
ただ…ついつい蜂蜜かけすぎちゃうのですよねぇ…(苦笑
プレーンそのままじゃ食べにくいし…
蜂蜜美味しいからしかたないか…

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック11」のカメラ修理を行っています。
1969年発売のカメラです。
「ハイマチック7」からの基本設計を受け継ぐカメラですが
「11」ではシャッターユニットがセイコーALAに変更になったこともあり
露出モードはシャッタースピード優先オートと
プログラムオートとなりマニュアル露出は搭載されなくなりました。
それ以外は基本的な構造は「7」や「9」に
かなり近いものがあります。
次のハイマチックの主力モデルは
小型化され電子化も一気に進んだ
「ハイマチックE」なので
前期のハイマチックらしい少し大柄なボディや
この時代らしい機械式レンズシャッター
数字で表されるモデル名はこの「11」で国内版は一区切りとなります。
個人的には「ハイマチック」といえば
「7」「9」「11」のイメージが強いですね。
レンズはハイマチックといえば
やはり大口径のロッコール45mmF1.7です。

お預かりしている「11」はまず露出計が電池を入れても動きません。
マニュアル露出の搭載がなくなってしまった「11」では
まずは露出計が動かないと話になりません。
ただ露出計本体やCDSには問題なさそうなので
配線の劣化やハンダ付け劣化等で接触不良が起きているものと思われます。
そして昨日のブログのコニカC35FDと同じパターンで
絞り羽根が固着したまま全く動きません。
シャッターはとりあえずは動作しています。
昨日も書きましたが指針挟み込み式でオート及び絞り制御する機構の場合
絞り羽根は非常に小さな力で駆動されます。
当然ながらなずかな羽根の汚れや油脂の付着で簡単に固着します。
経年の関係で油が滲み出してしまうのは未整備では防げませんが
羽根の状態は常にごくごく軽い力で
スムーズに動く状態にしておかなければいけません。

「7」や「9」と同じく
ボディの大きさに余裕のあることもあり
整備性は非常に良いカメラです。
まだ取り掛かり始めですが
露出計の配線やハンダ付けはこれからやり直して
まずは安定して露出計が動くようにしていきます。
並行してシャッターユニット側の整備も行い
シャッター羽根や絞り羽根が本来のスムーズさで
ストレスなく動くように羽根洗浄や整備調整を行っていきます。

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