オリンパス35ECRのカメラ修理

今日からゴールデンウィーク!って方が多いのでしょうね。
今日は「昭和の日」、今年も大型連休が始まりました。
思い切り昭和世代の私としては今日は「昭和の日」でもあり
「天皇誕生日」でもしっくりくるのですが
忘れていたのですが4月29日は
昭和天皇誕生日から一旦、「緑の日」になり
それから「昭和の日」になったのですよね。
(現在の「緑の日」は5月4日)
もうGWでひとくくりになってしまっているから
どの日が何の日かって忘れてしまいそうです(笑)

さてさて

本日は「オリンパス35ECR」のカメラ修理を行っています。
この35ECR、あまり見かけるカメラではないですよね。
「35EC」や「EC2」であれば比較的見かけることもありますが。。。
どうやらこの「35ECR」は「35EC」に距離計が追加されたものですね。
シャッターユニットはミノルタハイマチックE/F等々でおなじみの
セイコーESFシャッター。電子制御式のプログラムシャッターです。
このセイコーESFシャッター、
内部コンデンサや抵抗等にトラブルが出てしまうと
基本的には修理不能です。

今回、お預かりしたECRは電池室腐食で
電池と接する端子が完全に脱落しています。
何はともあれ電源が入る状態にしないと
ESFシャッターユニットがどんな状況かもわかりません。

まずは端子の腐食した電池室は丸ごと交換するため外してしまいます。
この状態からファインダーを外し
ネジ5本を外すとレンズボードごとシャッターユニットが外れます。
シャッターユニットに直接電源を繋ぎ
とりあえずの動作チェックをしてみたところ
細かい精度はともかくシャッターユニット及び基板動作は大丈夫のようです。
もちろん各接点は汚れていたり錆びてしまっている部分もあるので
しっかり清掃を行います。
修理は問題なく進めることができそうですね。

ところで、このセイコーESFシャッター搭載機は
シャッターユニットの機構上、
非常に独特の感触でレリーズします。
レリーズストロークも非常に長く
「ジャリッ」とレリーズした後「ジャキン」といった感じでレリーズが戻ります。
非常に好みが分かれる部分だとは思いますが
個人的にはメカニカルな感触が結構好きだったりします。

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