今日は「花火の日」だそうですよ。
そういえば昨年も一昨年も花火なんて撮りに行けてないですねぇ。。。
基本的に土日は仕事だから今年も無理かなぁ
本気で撮ろうと思ったら下見や場所取りにも時間取られちゃうし。。。
まぁ他にも撮りたい被写体はいくらでもあるから
今年も花火撮影はないかな。。。(笑)
さてさて
本日は「キヤノンAE-1プログラム」のカメラ修理を行っています。
発売は1981年、大ヒット作「AE-1」の後継機です。
前作「AE-1」にプログラム露出を追加したもの。。。と
簡単に言われることが多いですが
機械的な部分は基本的にAE-1の構造を引き継いでいますが
電子制御関連は一新されています。
ファインダー内表示も随分スマートになりました。
機械的な部分がAE-1と同様の構造ということで
やはり「Aシリーズ」定番のシャッター鳴きが発生します。
今回、お預かりした個体もシャッター鳴き・巻上鳴きが
発生しており、ミラーの動作もゆっくりとしたものになっています。
測定機を使ってもう少しチェックしてみると
シャッタースピード優先AEでもプログラムAEでも
シャッターを切るたびに1段アンダーだったり
2段オーバーだったりと安定しません。
マニュアル時のSSは比較的安定していることから
マウント部でレンズの絞りを制御する連結部の
動作不良だと思われます。
上カバーを開けると80年代のカメラらしく
電子制御のための基板で覆いつくされています。
AE-1ではまだ糸連動があったりしたのですが
AE-1Pでは糸連動もなくなりました。
リード線で配線されている部分も随分少なくなりました。
まずはこのフレキを避けてやらないと何もできません。
静電気に注意しつつ取り外しにかかります。
機械的な部分の整備点検から取り掛かり
他にも不具合がないかチェックしながら進めていきます。
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