1969年7月24日
初めて月面に人類を立たせた「アポロ11号」が
無事に太平洋上に帰還しました。
1969年って私が生まれた年でもあるのですよね。。。
それから今日で48年が経過しました。
私が子供の頃には
「もしかしたら大人になった頃には
気軽に月旅行に行けるのでは???」
なんて思っていましたが
そんなに現実は甘くはないようですね(笑)
いずれは行けるようになるとは思いますが
残念ながら私は生きてないかな(汗)
うーん、月面から満地球とか半地球とか三日地球とか
見てみたかったなぁ(笑)
さてさて
本日は「コニカS」のカメラ修理を行っています。
発売は1959年、この前のモデルであるコニカⅢから
デザインを一新し直線的なフォルムとなったモデルです。
セレン式の露出計を搭載し、シャッターはコパルSVを搭載
レンズはヘキサノン48mmF2です。
ダークグレーの貼り革が何ともオシャレですね。
お預かりしているコニカSは
随分長い間、使われずに仕舞いこまれていたようです。
巻き上げてみると。。。巻上が随分重いですが。。。
何とか巻き上がり、シャッターボタンを押すと
「カッシャン」何とか切れましたが
シャッター羽根はゆっくりと開きました。
油シミによる羽根の粘りが確認できます。
心配されるセレンは比較的元気なようですが
シャッタースピードリング内側にある抵抗が
劣化しているようでリングを回していくと
ところどころで完全に露出計の針が振り切れます。
他にもカウンター窓の白濁
ファインダー接眼レンズの割れ、等々
全体的に手を入れていかなければならない状況です。
この頃のカメラからファインダー部がユニットで外せるようになり
メンテナンスは少し楽になりましたね。
ちょっと心配なのがSSリングの抵抗です。
交換しか手段がないと思われるのですが
(下手に清掃するともっと悪くなる)
なかなか状態の良いものがないのです。
部品取用のボディは数台確保してあるのですが。。。
良いものがあるかどうか。。。
その前にまずはこれからシャッターユニットを分離して
シャッター羽根の洗浄から行います。
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