オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「菜っ葉の日」だそうですよ。
広島菜か野沢菜のお漬物で
炊きたてのお米を食べたくなりますねぇ~
お金があまりなかった頃
(今でもありませんが。。。(汗))
菜っ葉のお漬物だけで
毎晩、お米1合半食べてた時期がありましたねぇ
今でもたまに無性に食べたくなってやりますが。。。
いや、1合半はもう無理だな。。。(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
初代ペンの高級バージョンとして登場したペンS
発売開始は1960年です。
シャッターはコパル製で3cmF2.8のレンズを搭載します。
随分後になってから2.8cmF3.5のレンズを搭載したものも追加されています。

オリンパスペンシリーズはハーフ判の定番カメラとして
非常に長く人気だったカメラで初代ペンが1959年の登場で
最後まで生産されていたペンEE-3は1986年まで生産されていました。
その中でも「ペンS」は人気のモデルですで
現存個体数も多いと思われます。
しかしながら、50年以上経過しているカメラなので
コンディションの差が非常に大きく
未整備のものはまともに動作しないものも多いと思われます。

今回、お預かりしたペンSもかなり長い間
使われていなかったらしく
シャッターは切れず、レンズにはカビ・クモリが見受けられ
外装もサビが多い状態です。
レンズもクモリは場合によっては修復不可なものもございますが
構造的にはシンプルなカメラなので
ショック品や分解品でない限り
普通に使える状態にはメンテナンスが可能です。

目測式のレンズシャッター機なので
フィルム巻上以外の機械的な部分は
手前のレンズユニット部分に集中しています。
シャッターが切れないのは定番の羽根固着が原因ですが
これからシャッターユニットを分解して
清掃点検整備調整を行います。
レンズシャッター機はどれもそうですが
特にペンはほんの小さなバネの力で
一生懸命シャッター羽根を動かしているその様子が
何とも愛おしく感じてしまいますね(笑)

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