ミノルタXEのカメラ修理

毎月27日は「仏壇の日」だそうですよ。
最初は3月27日だけだったようですが
そのうち毎月になりお盆のある8月は特に重要な人なったようです。
私のところは実家を引き払ったときに
仏壇を処分してしまったので
もう仏壇に手を合わせることもなくなってしまいました
仏壇や線香の香りとかリンの音とか
炊き立ての「おはっつぁん」とか
(これ、お供えのご飯のことなんですがこれって方言かな?)
何だか懐かしいものばかりになってしまいましたね。

さてさて

本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行います。
私も個人的にも使っていて
(最近、少々出番が少ないですが。。。)
非常に滑らかな巻上げや
その他操作感が非常に気持ちの良いカメラです。
発売開始は1974年です。
前年に先行発売された「X-1」とともに
ミノルタXシリーズの初期を支えたモデルですね。
この頃はまだSR505やSR101も併売されていましたが
このXシリーズの登場でミノルタは
機械制御シャッターに別れを告げたわけですね。

今回、ご依頼者様からお預かりしたXEは
ブラック、シルバーの2台です。
それぞれ、甲乙つけがたくカッコ良いですね!
デビューから40年以上経過し
電装関連にトラブルを抱えた個体の多いXEですが
今回も現在把握している症状で
ブラックのほうはまだ軽症で露出計が1.5段アンダー、
(これが進行すると例のメーターが振り切る症状に
繋がると思われます)
SS高速側に大幅な露光ムラと言った感じです。
シルバーのほうは定番のプリズム腐食
X・B以外のSSで全てミラーアップ
露出計は振り切ったまま。。。等々のフルコースです(汗)

まだ簡単に現状チェックを行っただけで
これから本格的に取り掛かります。
まずはブラックのほうから始めます。
シルバーのほうはなかなか苦労しそうな予感がしますねぇ(^^;)
おかげさまでXEの依頼が多いということと
自分が使っていて日頃から整備をしていることもあり
何とかなるとは思いますが。。。。
決して整備の楽なカメラではありませんね(笑)
それでも非常に魅力の多いカメラだと思います。

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