ミノルタSR505のカメラ修理

今日は9月9日ということで
「重陽の節句(菊の節句)」ですね!
他の節句(1/7、3/3、5/5、7/7)に比べると
存在感が薄い節句となってしまっていますが
菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべて酒を飲み
邪気をはらい長寿を願う日とあsれています。
私も菊の花びらを浮かべて美味いお酒を飲みたいなぁ(笑)

さてさて

本日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。
実はこのSR505、昨日のXEと同じ方からのご依頼です。
XEのデビューが1974年
SR505の発売開始が1975年
意外にもSR505のほうが後なんですね。
この後、SR-2から続いた機械式制御シャッターと別れを告げ
電子制御シャッターのみのXシリーズに移行していくわけですが
この時期は丁度その移行の真っ只中だったのですね。
ミノルタの最後の機械制御シャッター機であるSR505
そう考えると何だか感慨深いものがありますね。

お預かりしているSR505はブラック塗装で
非常に美しい外観を保っています。
なかなかこれほどキレイなものは見かけないと思います。
さすがに経年劣化は当然のように発生していて
高速シャッターはかなり露光ムラがあり
低速シャッターではミラーアップで固まってしまいます。
露出計は不安定でBC時にはかなり大きくふらつきます。
しかしながら全て油切れや接点の汚れによる不良等で
致命的に壊れている箇所はないようです。

SRT101移行の定番である連動糸の処理には
多少手間がかかりますが
メンテナンス性もよく、頑丈にできた良いカメラです。
最終型ともいえるこのSR505では
SRTスーパーと同様に
フィルムインジケーターや絞り値もファインダー内で読め
なかなか使い勝手の良い1台です。

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