マミヤ35Ⅲのカメラ修理

今日は11月9日ということで
「119番の日」だそうです。
火事にしても救急車にしても
お世話になることのないようにしたいものですね。
救急車は過去2回、乗せられたことがありますが
結果的にどちらもたいしたことにはならずにすみました。
健康と火の元にはくれぐれも注意しましょう。

さてさて

本日は「マミヤ35Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
マミヤ35シリーズも種類がいろいろあり
なおかつ初期のものはモデル名の刻印がないことから
なかなか判別の難しいカメラです。
今回、お預かりしているものは「Ⅲ」だと思われます。
このモデルから巻上がノブからレバーになりました。
搭載レンズは50mmF2.8のものと
48mmF2のものが存在しますが
今回は50mmF2.8搭載機です。
発売開始は1957年、
搭載されるシャッターはセイコーシャMXLです。

この時代のレンズ固定式レンジファインダーカメラとしては
標準的なスペックですが
メッキ部品がふんだんに使われ
レトロ感満載で良い雰囲気を出しているカメラです。
セコールレンズはもちろん良く写り
なかなか魅力的なカメラです。

お預かりしたマミヤ35Ⅲは
まずピントリングが非常に重い状態です。
回せなくもないですが
とても普通にピント合わせできる状態ではございません。
他、シャッター羽根にも少し粘りが見られます。
ファインダー二重像は縦横両方ズレてしまっています。

レンズボードは貼り皮を剥がす必要もなく
上カバーすらも開けることなくネジ4本で簡単に分離できます。
まずはシャッター及びレンズ周りの整備から取り掛かります。

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