ニコンFEのカメラ修理

今日は「洋服記念日」だそうですよ。
洋服。。。というか
たまには仕立ての良いスーツでも着て
出かけたいですねぇ~
サラリーマン時代は当たり前ですが
毎日スーツを着て会社に行って
ちょっと懐が潤うと少し上等なスーツとネクタイを
喜んで買いに行ったものでしたが
この仕事になってからすっかり縁遠くなってしまいました(笑)

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
以前にも書きましたが
私のところには「FM」はあまり修理に入らないのに
「FE」は修理依頼が妙に多いのですよね。。。
いや、「FE」が壊れやすいってことではないですよ。
ニコン機らしく堅牢にできていて
電子制御シャッターではありますが
基板関係のトラブルは非常に少ないカメラです。
個人的にはFEの指針式の露出計は非常に良いと思います。
指針を2本使い、現在のSSも確認しやすく
現在の露出が露出計と指示する値と
どのくらい違うか一瞬で判断できる優れものです。
もちろんファインダー内で絞り値も確認できます。

今回、お預かりのFEは
一通り動作はしているのですが
かなり長い間使っていないとのことで
各部点検整備一式のご依頼でお受けいたしました。
動作はしているものの
電池室には緑青が見られ
測定機で測ってみると
露出計の表示は良いのですが
オート露出がかなりアンダー目になってしまっています。
シャッタースピードも高速域で少々不安定です。

フィルム室もそうですが
ニコンFE/FMではおなじみの接眼レンズ下の
座布団のようなモルトも既にボロボロになっています。
電池室からの配線の状態もかなり心配なので
これから分解を進めて各部点検整備一式を行います。

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