ミノルタXE-7のカメラ修理

今日は「もりとふるさとの日」だそうですよ。
里山や農村は本当に「心のふるさと」ですよねぇ。。。
私が幼い頃は家から少し山のほうに行くと
段々畑や小さな棚田があって
「森」ほどではないですが「林」があって
四季折々の姿を見せてくれました。
それでも都会の便利さは捨てがたいし
仕事するなら今の環境がベストだと思いますが
たまには緑豊かな山村で癒されたいですね。

さてさて

本日は「ミノルタXE-7」のカメラ修理を行っています。
「XE-7」というのは「ミノルタXE」の輸出モデルです。
ネーミング以外はXEと同一です。
他にも輸出モデルで「XE-1」というものも存在します。
これも「XE」と中身は同一です。
何かで聞きかじった話で確証も何もないでのすが
「XE-1が欧州向けでXE-7が北米向け」なんてことを
聞いたことがあります。
ちなみに「XE-1」はシルバーしか見たことがなく
「XE-7」はブラックしか見たことがないですね。
そういう設定だったのかな。。。

お預かりしてる「XE-7」は
定番のプリズム腐食もなく非常にキレイな個体です。

少し大柄ですがやはりいつ見てもカッコ良いカメラですね。
何度もここでも書きましたが
使い心地がとても気持ちよいカメラです。

ご依頼者様のお話によると
最近まで普通に使えてたそうなのですが
突然、マニュアル・オート問わず全速で
ミラーアップしてしまう状態になってしまったとのこと。
XEでよく見られるトラブルです。
このミラーアップ現象が出るときには
シャッターは一応切れますが
実際にはシャッターは開いていません。
つまり撮影には全く使えない状態ということです。
原因はいくつか考えられて
まずは電圧不足(電池が消耗している場合でも起こります)
次に何箇所かあるミラー周りの接点の不良、
他にも基板不良や基板周りのハンダ付け不良でも起こります。
なかなか原因の特定が難しいトラブルです。

まずは他部分の整備も進めながら
原因となりうる箇所を順番にチェックしていきます。

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