キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「南極の日」だそうですよ。
1911年にノルウェーの探検家が人類初の
南極点に到達したそうです。
南極とか標高8000m越えのヒマラヤだとか
地球上にはいくつか想像を超えるような世界があると思いますが
ほんの少しでもいいから実際に見てみたいですよね。
近頃の寒さで寒がっているようじゃダメかな。。。(笑)

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
実は今月、このブログにFTbが登場するのは3回目ですね。
もともと人気が高く修理依頼も多いカメラですが
今月は特に大人気のようです。

この時代のキヤノン横走りシャッター機は
(主にキヤノンFシリーズ、EX等も含む)
シャッター幕軸が油切れになってくると
シャッターを切ったときに「ギャン」と濁った音が出るようになります。
後のAシリーズのシャッター鳴きとはまた違った音質です
(Aシリーズの場合は異音の原因はミラー駆動部)
今回、お預かりしてるFTbもその兆候が見受けられます。
測定機で測ってみると、やはりシャッター幕の動きは悪く
先幕・後幕共に巻速は遅くバランスも崩れています。
1/1000を測定すると1/400くらいしか出ていない状況です。

露出計はSW部の接触不良からか
バッテリーチェックも露出計も全く動きません。
加えてミラー位置が少しズレているようで
無限遠にファインダー上で少し届かないようです。
フィルム室側から見るとしっかり無限遠は出ているので
ミラーの角度が少し悪いことが原因と思われます。

写真は一通りの整備完了後のものです。
付属の銀枠FD50mmF1.8はカビも随分発生しましたが
清掃でかなりキレイな状態になりました。
もちろん、シャッター音もキャノンらしいシャキッとした
歯切れの良いものになりました。
もちろん精度もしっかり出ています。
ご依頼者様はこのカメラが初めてのフィルムカメラとのことなので
納品時には使い方からお話させていただく予定です。
このFTbでステキな写真をたくさん撮っていただければ嬉しいですね!

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