オリンパスXAのカメラ修理

今日は「マリモ記念日」だそうですよ。
1952年のこの日に北海道阿寒湖のマリモが
国の特別天然記念物に指定されたことを記念する日です。
マリモって本来はあの丸い形を構成している
糸状の藻がたくさん球状に集まったものなのですね。
糸状のマリモは阿寒湖だけに生息しているのではなく
東北から関西の湖沼に点在して生息しているようです。
ただ、あの丸い集合体のマリモになるのは阿寒湖と小川原湖だけだそうです。
子供の頃、うちにも小さなマリモを飼って(?)いました。
今、考えると本物かどうか疑わしいですが
5,6年は枯れずに元気でしたが全く大きくならなかったですね。。。

さてさて

本日は「オリンパスXA」のカメラ修理を行っています。
1979年発売の非常にコンパクトな絞り優先AE機です。
レンズバリアーを装備し、バリアーを閉めると
電源もオフになり、レンズもファインダーも保護されるという
効率が良い上にデザインも良いという斬新なスタイリングです。
XA登場後、同様のレンズバリアーを採用したカメラが
各メーカーからも発売されました。
ポケットに入れておいても違和感のない大きさのボディに
きちんとレンジファインダー(距離計)を装備し
レンズは5群6枚のF.ズイコー35mmF2.8を搭載します。
ちなみにレンジファインダーを搭載しているのは
XAシリーズの中でも、この初代XAのみです。
絞り優先AEが使えるのも初代XAだけですね。
(他XAシリーズはプログラムシャッター)

ハーフカメラである同社のペンとほぼ同じ大きさで
きちんと35mmフルサイズ、
おまけに絞り優先AEで距離計で
しっかりぴったりピントも合わせられる。。。
毎日持ち歩くには最適なカメラかと思います。

シャッターボタンは電子レリーズで
ほんの少し軽く押すだけで切れるようになっています。
今回お預かりしているXAは
このフェザータッチのシャッターボタンが撮影途中に突然
全く切れなくなったとのことでお預かりしました。
その後はとりあえず切れているとのことですが
お預かりして作業に入るまで全くその症状が出ません(汗)
。。。とはいえ原因は電気接点であることは
ほぼ間違いないと思われます。
シャッター部分だけではなく電気接点を徹底的に清掃します。
もちろん、レンズ清掃、シャッターユニットの整備、AE調整等々
全体の各部点検整備一式も同時に行います。

上の写真は整備完了後、テストを間隔をあけて行いながら
少し様子見をしている断簡での写真です。
以前に比べても非常にスムーズに動作しています。

それにしても改めてみるとXAは本当に良いカメラですね。
今、私用で使うカメラにコンパクトなものがないので
1台欲しくなってきました。。。

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