コニカC35のカメラ修理

今日は「冥王星の日」だそうですよ。
1930年2月18日に
冥王星が発見されたということからです。
2006年に定められた「惑星の定義」で
冥王星は残念ながら冥王星は
「太陽系の9番目の惑星」ではなく
準惑星の分類となりました
(冥王星の発見以降、同じような大きさの太陽系外縁天体が
数多く発見されその中には冥王星よりも大きなものもあったため)
子供の頃には「すいきんちかもくどってんかいめい」って
惑星の順番を覚えたましたねぇ。。。
そのうち冥王星の軌道が離心率の大きな楕円軌道なため
1979年2月7日~1999年2月11日までは
海王星より冥王星のほうが太陽から近くなり
「どってんめいかい」になってしまったのですよね。。。
ちなみに今年の広島カープのキャッチフレーズは
「水金地火木ドッテンカープ」です!開幕が楽しみです!

さてさて

本日はコニカC35のカメラ修理を行っています。
「じゃ~にーコニカ」のフレーズでお馴染みの
大ヒットしたコンパクトカメラです。
非常にコンパクト持ち歩きやすく
ヘキサノン38mmF2.8のレンズはとても良く写り
露出はプログラムオートで簡単。。。
こんなにコンパクトなのに
しっかり距離計は装備してて
きちんとピント合わせができる。。。等々
確かにヒットしないわけがないと思わせる内容です。
数多く生産されたカメラなので
現存する個体数も非常に多いのですが
手軽に持ち歩けることから手荒な扱いを受けている個体も多く
お安く売られているものには注意が必要なカメラでもあります。

お預かりしているC35は
ご依頼者様のおじいさまが使っていたカメラだそうです。
さすがワンオーナー品!
外装のコンディションは非常に良い状態です。
ただしC35ではよくあるトラブルですが
シャッター羽根の動きがよくありません。
シャッターを切ると開く方向にはそれなりに
素早く羽根が動作するのですが
閉じるときにはゆっくりと閉まっていきます。
当然、オート露出は大オーバーです。
もしこれで撮影を行えば
写真の大部分は真っ白になってしまうでしょう
レンズシャッター機でシャッター羽根の動きが悪いとなると
羽根の油シミや汚れを普通は考えますが
C35は構造上、羽根に油が自然に付着することはまずありません。
羽根の動きが悪い原因は羽根を駆動している
フライホイールのような円盤が粘っているためです。
円盤の軸部分をしっかり洗浄し
ほんの少し注油してやれば改善します。

他、シャッターユニット各部整備、レンズ清掃
ファインダー清掃調整、露出計及びオートの調整等々
各部点検整備一式を行います。