オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「旅券の日」だそうです。
いわゆるパスポートですね。
私のパスポート、とっくの昔に期限切れちゃってます(汗)
どこにしまってあるかもわからない。。。
めったに海外なんて行く機会ないですしねぇ
今まで行ったのはハワイに2回、サイパン、グアムに4、5回
イスタンブールに1回。。。以上かな。。。
全部、以前勤めていた会社の
社員旅行や褒賞旅行です。。。(苦笑)
国内ですら行ったことないところだらけだから
海外旅行に行くことなんてもうないかもしれないですね。。。

さてさて

本日はオリンパスOM-1のカメラ修理を行っています。
ここのところOM-1の修理が非常に多いです。
今回お預かりしているOM-1は
ご依頼者様が昔から使い続けているカメラとのことです。
プリズム腐食が起こる前に整備を行っておきたいということです。
この時点でプリズム腐食が全くないということは
何らかの対策がしてあるのではないかと思いましたが
上カバーを開けてみるとやはりモルトは除去されていて
接眼部に余計な光が入らないように
遮光もされていました。
そこに関してはあまり問題はないのですが
他にはいろいろ問題がありそうです。
まずシャッタースピードは高速時に先幕と後幕の
幕速バランスが崩れていて精度がでていません。
露出計はお預かり時には全く動かなかったのですが
SW部の接触不良のようで
比較的簡単に動くようにはなりました。
しかしながら、1/1000~1/250までの範囲、
或いは最小絞りから2段開くあたりまで
露出計が全く連動していません。
加えてマウント部の絞り連動部の動きが非常に悪いです。
OM-1はSSや絞りに応じて
メーター自体を回転させて露出計の値が変化する構造ですが
メーター部を回転させる連動糸がおかしくなっているようです。

幕軸・スローガバナ周りの清掃整備や
ミラー駆動部の清掃整備を行いつつ
マウント部からの絞り・SSに連動する連動糸のチェックを行います。
おそらく絡まっているかガイドから外れているだと思われます。

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