今日は「お香の日」だそうですよ。
昔は自分の部屋でよくお香を焚いていました。
香りの種類もいろいろあるのですが
どれもお香独特の香りで好きだったのですよねぇ。。。
それでも煙が出るものはやはり避けようかな。。。ということもあり
その後はアロマディフューザーを使うようになり
さらにそれから
それほど部屋でまったりする時間もなくなってきたので
今やアロマディフューザーもお香たても
部屋の隅に追いやられています。。。(苦笑)
でもたまには良い香りに囲まれて
部屋でゆっくり映画でも見て過ごしたいですねぇ。。。
アロマ用のお香だけじゃなくて
昔ながらの線香の匂いも好きなのですよ
何だか今はなき昔の実家を思い出す。。。(笑)
さてさて
今日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
ペンシリーズといえばいわゆる「EE系」と
この「ペンS」が圧倒的な人気を誇りますね。
EE系がオートで手軽に撮れるハーフカメラの代表格であれば
このペンSは露出計もなく
しっかり自分で露出を決めて積極的に自分から撮るカメラです。
。。。とはいえ現在のネガフィルムや現像技術の高さを考えると
露出はある程度アバウトでピントも3mに固定して
街撮りやスナップにガンガン使うなんていうのも良いと思います。
シンプルな造りのカメラなので
トラブル箇所はある程度限られることが多いのですが
ペンSの場合はシャッター羽根粘りの症状を
抱えている個体が非常に多いと思われます。
シャッターが開かないあるいは開きっぱなしになるというのは
わかりやすい症状ですが
巻上が止まらなかったり
シャッターボタンを押しても何も起こらないというのも
ほとんどの場合、シャッター羽根の粘り・固着が主な原因です。
今回、お預かりのペンSは
シャッターが切れたり切れなかったりするそうです。
お預かり時によく羽根の動きを見ていると
明らかに羽根粘りが原因かと思われます。
実は今回の場合、それ以外にも問題があり
過去に結構派手に落下させてしまっているようなのですが
そのためにボディのあちこちに歪みがある状態です。
裏蓋が妙に開きにくかったり
巻上ダイヤル下の黒い部品も根元が割れてしまっています。
(ここが破損していると光線漏れが起こることが多い)
上カバーの歪みのため
フィルムカウンターもきちんとカウントされません。
一度歪んでしまったカバー類は完全には元に戻せません
何とか機能に影響が出ない程度に
修正してみようと思います。
まずはシャッターユニットの整備・レンズ清掃から行います。
レンズユニットごとゴロンと外してしまえば
ボディ側は巻上機構のみとなります。
メンテナンス性は非常に良いのですが
シャッターユニットは非常に小さくてなかなか大変です。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。