ミノルタハイマチック7Sのカメラ修理

今日は「4・26」ということで
「よい風呂の日」だそうです。
1週間に一度くらいはお店の帰りに
銭湯に寄ってゆっくり温まっていますが
ゆっくりのんびり入るお風呂は本当に気持ちよいですよね!
家でもしっかりお湯をためて入ればいいのですが
足伸ばして入れないし
近所に銭湯があるのだから
ゆっくり入りたければ銭湯に行ったほうが気持ちよいです。
たまには山奥の温泉とかにも行きたいですねぇ。。。
平日の人の少ないときに
そのうち行きましょう。。。

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック7S」のカメラ修理を行っています。
ハイマチックシリーズはミノルタを代表する
コンパクトカメラのシリーズ名ですね。
初代ハイマチックの登場が1961年で
今回のハイマチック7Sが1966年の発売です。
1969年のハイマチック11あたりまでは
コンパクトカメラといってもこの時代なので
それなりに大きくて重いです。
そのかわり中身の構造には余裕があり
非常に丈夫にも作られています。
ハイマチック7Sに搭載されるレンズは
ロッコールPF45mmF1.7です。
SRTシリーズでお馴染みの上下分割測光である
CLCを採用しています。
シャッターユニットはセイコー製で
露出はプログラム露出とマニュアル露出が選択できます。
この時代の最新のスペックですが
マニュアルもあることで色んなシチュエーションに対応できると思います。

お預かりしているハイマチック7は
露出計も含め一通りは動作しているのですが
レンズにはかなりカビがあり
ファインダーも随分曇ってしまっています。
クモリのため見えにくいですが
二重像も縦横ともにズレてしまっています。
露出計は動作していますが
電池室には緑青も見られ
電池室からのリード線やハンダも
あまり良い状況とは言えません。
これからまた長く使うためには
一度キレイにリフレッシュする必要があると思われます。

まだ現状を確認したのみで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
この時代のEEカメラはオート露出時には
露出計が使えてもマニュアル時には
自動的にオフになるものも多いのですが
ハイマチックはマニュアル時にも露出計が働きます。
(非連動でLV表示ではありますが)
オートで手軽に撮ることもでき
輝度差の大きい難しいシチュエーションでは
露出計を確認しながらじっくりマニュアルで
露出を決めることができるのはやはり魅力ですね。

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