マミヤシックスのカメラ修理

今日は「読書の日」なのだそうです。
「読書週間」の1日目ということですね。
読書の秋とも言いますが。。。
私、いわゆる普通の読書(雑誌とかではなく小説や文庫本)なんて
おそらく40年近くしていないかも。。。(汗)
コミックなら何時間でも読むのですが。。。
活字自体は嫌いでも苦手でもないのですが
まぁ、何となく縁がないというか。。。。
たぶん、これからもあまり読むことはないのかも。。。
読書はともかく、ネットカフェとか行って
コミック読み漁りたい気がします。
昔は天気の悪い休日なんて12時間以上も読みふけっていたことが
よくあったのですが。。。最近はそんな時間取れませんねぇ(苦笑)

さてさて

本日は「マミヤシックス」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「スプリングカメラ(フォールディングカメラ)」です。
中判カメラでありながら折りたたむと
コンパクトで持ち運びしやすいカメラです。
(出っ張りがないのがいいのですよねぇ)
マミヤシックスは他のメーカーと異なり
通常レンズを動かしてピント調整を行うところを
フィルム面を動かしてピント調節を行う
バックフォーカス方式を採用しています。
マミヤシックスにもいろいろ種類があって
なかなか判別が難しいのですが
今回、お預かりしているマミヤシックスは「Ⅳ型」かと思われます。
フォーマットは6x6判のみで645判への切り替えはありません。
フィルム装填は1枚目は赤窓でセットしますが
その後は自動巻き止めです。
レンズはオリンパスズイコー7.5cmF3.5
シャッターはセイコーシャラピッドで最高速は1/500
。。。余談な上に以前にも書きましたが
この時代のセイコーシャシャッターの1/500は
1/500のときだけに使う強力な別バネを使用します。
そのためリリース時でも1/500にセットするのは重いですが
チャージ後だととてもセットできる重さではないですし
各所に負荷がかかるので1/500を使用する場合は
必ずチャージ前に1/500にセットしてください。

お預かりしているマミヤシックスは
おそらく数十年使われずに仕舞いこまれていたものだと思われます。
シャッターチャージは異様に重く
シャッター羽根は粘っておりゆっくりとしか開閉できません。
さらに特徴であるバックフォーカスは完全に固着しており
背面のピントギアはびくとも動きません。
クモリで有名なこの時代のズイコーレンズはやはり曇っています。
ファインダーも盛大に曇っています。

とにかくあらゆるところを清掃・洗浄し
注油の必要なところには最小限の注油を行い
動きを調整していきます。
レンズの曇りはコーティングの劣化による部分が大きく
できる限りの清掃ですが
普通に撮影する分には支障のないレベルにはなったと思います。
ファインダーは非常にクリアになりました。
実は密かにかなり心配していた蛇腹には穴や破れもなく
ほっと胸をなでおろしました。

外装の傷みはできる限りの修復と清掃です。
しかしながら中身としては非常に快適に使える状態になったと思います。
中判スプリングカメラはやはり良いですよね。
修理・整備するたびに私も個人的に欲しくなってきます。

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