ミノルタSR-Tスーパーのカメラ修理

今日は「菌活の日」だそうですよ、
ここでいう「菌」はキノコのこと
「菌」って訓読みで「きのこ」とも読めるのですね。
知りませんでした。。。(汗)
加えて、元来「菌」とはキノコを意味した漢字なのだそうです。
マツタケ、ホンシメジ、ブナシメジ、マイタケ、エリンギ、
シイタケ。。。スーパーで簡単に手に入るものだけでも
たくさんの種類があってどれも美味しいですよね!
「香り松茸、味しめじ」といわれるだけあって
調理にもよりますが食べて美味しいのは「ホンシメジ」ですよねぇ
スーパーであまりみかけないことと
マツタケほどではないですがさすがにちょっとお高いので
頻繁に食べる食材ではないですが
たまにはたっぷり味わいたいですよねぇ
シンプルに素焼きだと日本酒、
バター焼きだとビールが合いますねぇ。。。
それからどこでもいつでも手に入るシイタケも美味しいですよねぇ
私の周りには比較的シイタケが苦手な方も多いのですあ
あんなにどう調理しても美味しいのに。。。
あぁ、今夜はとりあえずシイタケ焼いて晩酌のお供にしましょう!

さてさて

本日は「ミノルタSR-Tスーパー」のカメラ修理を行っています。
大ヒットしたミノルタ初のTTL開放測光機SR-T101の
後継機的なポジションですが
SR-Tスーパー発売のタイミングで
SR-T101もマイナーチェンジを行い
(一部部品をスーパーと共用化)併売されます。(1973年)
そして2年後にSR-Tスーパーは「SR505」に
SR-T101は「SR101」のぞれぞれモデルチェンジされ
SR-2以来続いたSRシリーズの最終モデルとなります。
その後に続く電子制御シャッター機の「Xシリーズ」が
比較的デリケートなモデルが多いのですが
「SRシリーズ」は非常にタフなカメラばかりで
SR-Tスーパーにしてもデビューから
50年近く経過するカメラなのに
精度はともかくとしても動作している個体は多いと思います。
。。。とはいえ。。。毎回書きますが(汗)
50年近く未整備な機械制御シャッター機は
かろうじて動いていても
動きにくい各可動部を健気にもなんとか動かして
動作している状態です。
本来の軽快な動きからは程遠く
きちんとカメラテスターで測定してみると
その動きの悪さ・辛さは明らかに数値に出ます。
今回お預かりの個体も幕速が明らかに遅く
ミラーアップが多発する状態です。
もちろん高速シャッターの精度は全く出ていません。
露出計は非常に動きが不安定な上に
かなりオーバー気味です。
接触不良もあると思いますが
SR系ですからハンダ付けの劣化も疑わなくてはいけません。

まだ分解整備に取り掛かったばかりの状態ですが
これからシャッター幕軸、ミラー駆動部、巻上部の
整備から行います。
ところで画像にも見えていますが
スクリーン枠前面のプリズムが触れる部分には
スポンジ状の遮光材が貼ってあります。
これが後に使われるモルトプレーンとは違って
加水分解しない素材です。
そのためSR-T系のカメラはプリズム腐食を起こしている個体が
非常に少ないです。
どうして後のX系にも同じ素材を使ってくれなかったのか。。。
(XE、XD、X-7等、モルトによるプリズム腐食が非常に多い)
ちなみにSR-T101の初期モデルだと
ここにはコルクが使われています。
まぁ当時にもいろいろ事情があり
さすがに何十年も放置された後にまた使われることは
想定していないと思いますが。。。(苦笑)

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