毎月19日は「シュークリームの日」だそうですよ。
甘くてふわふわで美味しいですよねぇ。。。
昔はカスタードクリームが入っているのが一般的でしたが
今は生クリームとカスタードが両方入っていたり
いろいろバリエーションもあって楽しいですよねぇ
この「シュークリームの日」を制定したのは
スーパーやコンビニスイーツでお馴染みの
「モンテール」です。
スーパーで手軽に買えるスイーツで
モンテールの名はそこら中で見かけますが
お求めやすい価格で美味しいですよねぇ。。。
そりゃ、高級店で作られるコストのかかった
スイーツとはまた異なりますが
普段気軽にちょっと食後のデザートに。。。って
1品追加できるのはこういうお求めやすい
スーパーとかで売っているスイーツが充実しているからですよね!
今日は後でコンビニでシュークリーム買ってきて
ホットのブラックコーヒーと併せて楽しみましょう!
さてさて
本日はオリンパスオートアイのカメラ修理を行っています。
そのネーミングで想像つきますが
いわゆる「オート露出」が売りのカメラです。
正確に言うと「シャッタスピード優先AE」ですね。
セレン光電池を使用した露出計を搭載し
針挟み込み式でオート露出を制御します。
。。。昨日のブログもご覧になっている方は
お気づきかもしれませんが
昨日のキャノネットと同じ系統で同じ年代のカメラです。
オートアイが1960年4月発売で
いわゆる「オート露出」を売りにしたカメラとしては
先駆者といえるものでした。
しかしながらその翌年1961年1月にオリンパスにとっては
「宇宙からの侵略者」ともいえる「キヤノネット」が発売されます。
レンズは明るくマニュアル露出も可能で
操作性もよく、おまけに価格も安いキヤノネットに
オートアイは大変な苦戦を強いられ
結局後継のオートアイ2も併せて商業的には
惨敗と言える状況だったとのことです。
今見るとオートアイの操作系はなかなか面白く
ファインダー内でくるんとまわる絞り表示などは
何とも魅力的ですし
明るさでは敵わないもののズイコー50mmF2.8の写りは
キヤノンに負けるようなものではありません。
ただ当時としては明らかにキヤノネットのほうが
洗練されて見えたとは思います。。。
ただオリンパスらしいのはこの時代のカメラでも
やはり他メーカーに比べるとコンパクトに作られています、
レンズが小さいのはF2.8なので当然といえば当然ですが
横幅はキヤノネットに比べても一回り以上小さいです。
。。。とはいえこの時代ですのでずっしり重いのは重いですが。。。
お預かりのオートアイは
ご依頼者様のおじいさまが使われていたものだそうです。
使われなくなってからずいぶん長い間眠っていたとみられ
ファインダーやレンズにはカビが盛大に生えています。
シャッターそのものは何とか切れますが
シャッター羽根には粘りがあり
スローガバナも固着気味です。
このタイプのカメラで心配されるのは
やはり露出計関連ですが
今回のオートアイもやはり露出計不動です。
明るいところに向けてシャッターを半押ししても
ファインダー内表示はくるんと1回転して
赤矢印表示(連動対応範囲外)の表示になってしまいます。
まずは露出計が動かない原因を
はっきりさせておきたいと思い
上カバーを外してこの写真を撮った後で
露出計+セレンを降ろしていきます。
露出計本体には問題ないようです。
。。。ということはセレンか。。。と思っていたところ
セレンも少し起電量は少ないですが
全く起電しないわけではないようです。
結局セレンから露出計の配線ハンダ付けの劣化が
不動の原因でした。ただしそこだけを直しただけでは
露出計の振りが全く足らないので(+3段くらい)
セレンと露出計の間に入っている固定抵抗を
もっと抵抗の軽いものに交換して
ある程度の精度を出していきます。
何とか通常の撮影には問題ない程度の精度は出せそうです。
露出計の件の目処が立ったので
シャッターやレンズ、距離計・ファインダーの整備も進めていきます。
ご依頼者様の生まれるずっと前のカメラですが
完成後には是非この時代の雰囲気をオートアイで
楽しみつつ撮影をしていただければと思います。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。