ミノルタフレックスのカメラ修理

今日は「天ぷらの日」だそうですよ!
揚げたてサクサク熱々の天ぷらは
めちゃくちゃ美味しいですよねぇ~
揚げたてを食べさせてくれるお店なんて
長らく行っていないような気がします。
カウンターで目の前で頼んだネタを
さっと揚げてくれるようなお店にたまには行きたいですねぇ~
そういうお店でお腹いっぱい食べると
下手なお寿司屋さんより高くなったりしますが。。。
やっぱり海老が一番かなぁ。。。
いや、キスやコチみたいな白身魚も外せないし
野菜類ももちろん美味しいし。。。
揚げ物だからビールが合いますが
日本酒でもいいですよねぇ。。。
あぁ、おなかすきました。。。(笑)

さてさて

今日はミノルタフレックスのカメラ修理を行っています。
ミノルタの二眼レフといえば
国産を代表する機種でもあるオートコードが有名ですが
オーとコードはミノルタとしては
最後の二眼レフのシリーズで
今回のミノルタフレックスは最初にシリーズにあたるわけです。
その歴史は古く1937年の「ミノルタフレックスⅠ型」にまで遡り
これが国産としても最初期の二眼レフとなります。
ミノルタフレックスは何度も仕様変更を重ねながら
1953年にも次期モデルのミノルタコードの登場まで
生産され続けました。
もちろん同じミノルタフレックスでもいろいろなモデルが存在し
この時代のカメラはどのメーカーもそうですが
見かけ上はどれも同じモデル名で非常に判別が難しくなっています。

お預かりしているミノルタフレックスはおそらく
「ⅡB」型だと思われます。
レンズがテッサータイプのロッコール75mmF35
シャッターがコーナンラピッドで最高速は1/500という主要部分は
前モデルの「Ⅱ」と同様ですが
フィルム装填がスタートマーク合わせのセミオートマットになり
自動巻き止めが装備されました。
さらに裏蓋ロックが回転式になり、
ファインダーピントグラス中央部には凸レンズが組み込まれ
ピント合わせが容易になりました。
コーナンラピッドは構造的にセイコーラピッドにも似ていて
最高速の1/500には強力な1/500専用バネを利用します。
そのため1/500mを使う際にはチャージ前に1/500に合わせておきます。
リリース時にも1/500に入れるのは重いですが
チャージ後は重いなんてものじゃなく無理しても入りません。
トラブルの元なのチャージ後には1/500に入れようとはしないことです。
セイコーシャの場合も同様です。
そのコーナンラピッドのシャッターですが
シャッター音だけ聞いていると普通に動作しているように聞こえます。
しかしながらシャッタを見ていると音が良いのですが
シャッター羽根は全く開いていません。
レンズシャッターでは定番の羽根固着のようです。
加えてレンズの状態がかなり良くありません。
カビはもちろんですがクモリが酷く
レンズそのものの変質であれば
清掃ではあまり改善されないことも予想されます。
ファインダーミラーは二眼レフはいつものことですが
劣化が非道の出」こちらは交換で対応いたします。

まだ現状チェックを行っただけで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
まずはシャッタユニットとテイクレンズ周りです。
機械的な問題は何とかなりそうですが
レンズが少々心配です。
できる限りの処置を行い
何とか必要に十分耐えるレベルにはしたいと思います。

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