今日は何の記念日があるかなぁ。。。
と調べていたら「マウスの誕生日」とある。。。
なんだろう?ミッキー?と思ったら
パソコンのマウスのことなんですね。
1968(昭和43)年にマウスやウインドウ、
ハイパーテキストなどのデモンストレーション
「The Demo」が行われたことに由来するそうです。
。。。ってマウスってそんなに昔から考えられていたのですね。
私より年上じゃん(笑)
実質的にはwindowsが出てきた頃からかな。。。
PC88の時代にはまだなかったですものね。
ちなみに調べていて知ったのですが
マウスの移動する単位は「ミッキー」というそうです
(由来は想像通りあの「夢の国」のキャラです)
「1ミッキー=マウスの1/100インチ分移動させた距離」なのだそうです。
細かいところはともかく今やマウスなしでは
PC操作は考えられないですものね。
ワイヤレスも当たり前になったし。。。
でも一時期、ショートカットキーにやたら凝った時期があって
極力マウスを使わずに操作するのに
快感を覚えたことがありました(笑)
うまく使いこなすとマウス使うよりずっと早いのですよねぇ。。。
さてさて
本日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
オリンパスと言えば毎月コンスタントに
OM-1を複数台修理していますが
ペンFTも毎月のように作業やっていますね。。。
こうしてみるとオリンパス機の修理依頼は多いですよねぇ
毎回同じようなご紹介になりますが
ペンFは世界的に見ても珍しい
ハーフ判カメラの一眼レフです。
「ペンFT」は「ペンF」をベースに露出計や
セルフタイマーを内蔵装備し
巻上をダブルストロークからシングルストロークに変更
スクリーンも全面マットからマイクロプリズムに
変更されたモデルです。
ファインダーの第三反射面をミラーからハーフミラーにすることで
CdS(受光体)に光を送り露出計を駆動します。
当然普通にミラーに比べると反射率は下がるので
ファインダーはペンFより少し暗くなります。
その上、ハーフミラーはやはり通常のミラーより
劣化しやすいので蒸着剥がれにより
ファインダーのコンディションが悪い個体が多いのも事実です。
今回お預かりしたペンFTも動作自体は
一通り動作しているのですが
(精度・動きの悪さは別として)
ハーフミラーの劣化・蒸着剥がれが酷く
ファインダー内に黒いシミがたくさん見えているような状態でした。
こうなるともうハーフミラー交換しか手段がありません。
さらにペンFTの最大のセールスポイントである
露出計は精度が全く出ておらず大幅に狂ってしまっています。
ペンFTはセルフタイマーが付いたために
上カバー前面の花文字がなくなってしまいましたが
やはりペンF系といえば「F」の花文字ですよね。
レンズキャップの花文字がやはり誇らしげです。
画像は整備後の状態ですが
ファインダーは預かり時とは段違いにクリアになりました。
露出計の精度も申し分ない状態に調整できています。
ペンFTはシングルストロークとなったため
ダブルの「F」に比べるとやはり巻上は重めで
さらに機械的なコンディションが悪いために
異様に重かったりゴリゴリしている個体も多かったりします。
今回のFTも巻上フィーリングがあまり良くなかったのですが
一通りの整備を行ったことにより
かなり感覚的にも改善されています。
シャッター・ミラーの動きの動きも軽やか且つ安定しています。
装着されているレンズは38mmF1.8で
こちらもお預かり時には絞り羽根に油シミがあり
羽根の動きにも粘りがありました。
これも絞り羽根清掃・調整により問題ない状態に改善されています。
もちろんレンズも清掃を行い非常にクリアな状態です。
ペンFシリーズはスタイリングやデザインも独特ですし
そのデザインにも影響している内部構造は
他のカメラでは決して見ることのできない独創的なものです。
私も状態の良いペンFを1台手に入れておこうと
以前から思ってはいるのですが。。。
今のところなかなかうまく巡り合えませんね(苦笑)
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