今日は1月9日
いっ(1)きゅう(9)ということで
とんちで有名な一休さんから転じて
「とんちの日」なのだそうです。
一般的なクイズなら結構得意で
クイズ番組も相当真剣に見たりするのですが
「とんち」となるとまた異なりますよね。
単なる知識ではなくてひねりというかスピーディーな
応用力が試されるような気がします。
話が少しそれますがテレビアニメの「一休さん」が始まったのが
私が小学校に入った頃で
低学年の間は毎週欠かさず見ていたような気がします。
さよちゃんや新右衛門さん、秀念や陳念、桔梗屋親子。。。
懐かしいキャラがたくさんいましたよねぇ
少し大きくなってから見直すと
足利時代の背景とかよりわかってきて
「あぁ。。。そういうことだったのかぁ。。。」と
改めて気づくこともたくさんありました。懐かしいですねぇ
たまにはとんちを利かして
しっかり頭も使ってやらないとこちらも衰えますものね。
また脳トレでもやろうかな。。。(笑)
さてさて
本日は「マミヤC220プロフェッショナル」の
カメラ修理を行っています。
マミヤCシリーズは世界的にも数少ない
レンズ交換式の二眼レフです。
レンズボードごとレンズ交換を行うようにできていて
その構造上、普通の二眼レフより
ひと回り大きく重いサイズとなっています。
Cシリーズの最初のモデルは1956年の発売で
二眼レフブームの真っただ中でしたが
その後、60年代に入り他のメーカーが次々と二眼レフから
撤退していく中、マミヤCシリーズは
レンズ交換式という優位性もあり一部のプロやハイアマチュアから
絶大な支持を得て生き残ります。
最終モデルはC330プロフェッショナルSで
1983年の発売でした。
今回のC220は1968年の発売です。
C220やC330と聞くと新しいカメラのようなイメージも
少しあるのですが一般的な二眼レフよりは新しいとはいえ
C220も50年以上経過しているのですね。
お預かりしているC220は
ご依頼者様が知人の方から一式を譲り受けたものだそうです。
譲り受けたのは最近お話とのことですが
もう随分使われずに眠っていたものと思われます。
ボディに加え105mm、65mm、55mmのレンズも一緒にお預かりしています。
レンズシャッター機なのでシャッター等は
交換レンズ側に装備されます。ボディ側はフィルム装填・巻上機構
ファインダー、ピント調節部で構成されます。
ボディ側は致命的な問題はございませんが
やはり各部の動きが重くファインダーは随分汚れてしまっています。
レンズ側は詳細は割愛しますが
シャッターに粘りのあるものもあったり
スローガバナが固着気味なのもあり、絞りが異様に重いものもありと
3本ともそれぞれ何らかのトラブルを抱えているような状態です。
一部のレンズクモリ(コーティング傷みによるもの)は
除去できませんでしたができる限りのレンズ清掃に加えて
シャッターユニット等の機械部分も整備していきます。
二眼レフとしてはかなりう大きく重いですが
同社のRB67あたりの一眼レフに比べると
まだ持ち歩きやすいとは思います。
RB67もそうですがCシリーズもピント繰り出しには
蛇腹を使用しており繰り出し量が半端ないです。
それだけ接写が可能だということですね。
ただし、Cシリーズの場合は二眼レフなので
パララックスには注意が必要です。
実はCシリーズ、一時期とても欲しかったカメラで
いろいろ物色していた時期があったのですね
結局いろいろ悩んだ挙句程度の良いRB67に
巡り合ったおかげでそちらになったのですが
こうして触っているとまた悪い虫が起きだしてきそうです(笑)
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