今日は「シ(4)ジ(2)ミ(3)」ということで
「シジミの日」だそうですよ。
シジミのお味噌汁美味しいですよねぇ…
いわゆる「貝汁」ってどれも美味しいですが
シジミのお味噌汁はその中でもとくに優しい美味しさですよねぇ
肝臓の働きを助けてくれる成分が豊富ということで
二日酔いの朝の定番でもありますが
二日酔いなんてしてなくてもいつ飲んでも美味しいです。
島根県松江市と出雲市にまたがる宍道湖(しんじこ)は
国内で有名な「シジミ」の産地の一つで
私は広島出身で比較的地元に近いこともあり
シジミと言えば「宍道湖」のイメージです。
宍道湖のシジミは日本固有の「ヤマトシジミ」ですね。
宍道湖しじみ館という全国唯一のシジミ展示館があって
そのうち広島に行ったときに足を延ばして
行ってみたいなぁ…と思っていたのですが
昨年、新型コロナの影響もあって閉館してしまいました…
それでも宍道湖・中海周辺は見どころ満載だし
美味しいものもたくさんあるので
大手を振って出かけられるようになったら
是非行ってみたいと思います。
さてさて
本日は「プリモフレックス」のカメラ修理を行っています。
プリモフッレクスは東京光学の二眼レフカメラです。
堅実な造りと使いやすさで数ある国産二眼レフブランドの中でも
非常に人気の高いシリーズです。
これまたプリモフレックスも1950年代の二眼レフブーム時に
いろいろなモデル(11機種)が作られているのですが
この区別がなかなか大変です。
今回のご依頼者様からは2台のプリモフレックスをお預かりしているのですが
1台はおそらく1950年発売の「プリモフレックスⅠA」で
もう1台は1952年発売の「プリモフレックスⅠB」かと思われます。
「ⅠA」はフィルム装填は赤窓式で巻き止めも何もない
シンプルな二眼レフです。
シャッターは「Ⅰ」と異なりレクタスシャッターを搭載し
B・1~1/200のシャッタースピードです
レンズはトーコー銘3群3枚7.5cmF3.5が搭載されます。
「ⅠB」は「ⅠA」のマイナーチェンジ版とも言えるモデルで
フィルム装填が最初の1枚のみ赤窓式で
2枚目以降は巻き止め+フィルムカウンターが装備されました。
シャッター、レンズは「ⅠA」と同様です。
2台とも正直言って受付時には
あまり良いコンディションとは言えない状態でした。
外装も一部部品がない部分等もありレンズやミラーの状態も悪く
もちろんシャッターの動きも悪い状態でした。
そして何よりも両方ともヘリコイドが強烈に固着しており
「ⅠA」は無理矢理回そうとしたのか
ノブが空回りして知っている状態で
「ⅠB」はビクともノブが動かない状態でした。
古い二眼レフではたまに見受けられる症状ですが
これがそう簡単には動くようにはなりません。
溶剤を入れてみたりクリーナーを入れてみたり
油を入れてみたりしながら時間をかけて
少しずつ固まっている部分を溶かしていくしかありません
手間もかかりますが時間も非常にかかる作業です。
何とかピントノブの件はクリアでき
ファインダー・レンズはできる限りの清掃です。
シャッターも一部バネそのものが弱っている部分もあり
できる限りの修復と調整を行っています。
通常の撮影には問題ないレベルには仕上がっています。
外観等はできる限りの修復と清掃です。
それでもお預かり時に比べると
見違えるほどに良い状態になっていると思います。
ちなみに上の画僧の手前が「ⅠA」で、奥が「ⅠB」です。
もう生産されてから70年が経過するのですね。
今のカメラが70年後に整備して普通に使えるようになるか?と言われれば
非常に難しいのではないかと思われるので
シンプルな機械であるこの時代のカメラはやはり素晴らしいと思います。
(それでも長期間放置されたものを
普通に使えるように整備するのは本当に大変です)
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