今日は「UFOの日・空飛ぶ円盤記念日」なのだそうです。
1947(昭和22)年のこの日にアメリカで実業家ケネス・アーノルドが
自家用機で飛行中にコーヒー皿のような謎の飛行物体を目撃し
これが最初のUFO(unidentified flying object:未確認飛行物体)」の
目撃例とされていることが由来になっています。
うーん、まぁ、いないでしょうね(笑
当時ならともかくさすがに現代の情報化社会となると
本当にそういうものがいれば
もっと大騒ぎになっていると思うのですよねぇ
でも現代でもわからないものや
現象があることは否定しませんが。。。
そういいながら私も子供の頃に
空に浮かぶ大きな緑色の物体を銭湯の帰りに
歩道橋の上で見て
怖くなって走って帰ったことがあるのですよねぇ
あれはいったいなんだったのか???
UFO云々はともかくとしても
いろいろと不思議なことはまだまだあるのでしょうね
さてさて
本日は「ニコンF2フォトミックA」の修理を行っています。
ニコンの誇るフラッグシップ機F2に
露出計内蔵のフォトミックファインダーが装着されたカメラです。
フォトミックファインダーにもいろいろ種類があり
今回のフォトミックAファインダーは
露出計連動をいわゆる「カニの爪」で行うのではなく
Ai連動となったファインダーです。
それに伴ってファインダー内絞り表示もレンズ側の刻印を
直読する方式に変わっています。
ここに関しては従来の非Aiのほうが見やすかったですね
F2の直読式絞り値は私も老眼が進んできたせいか
小さくて見にくくって。。。(苦笑)
それ以外はいわゆる無印のフォトミックファインダーと変わりません。
フォトミックS系のようなLED表示等ではなく
従来からの指針式です。
修理する立場としてはこの指針式であることが重要です。
F2フォトミックだけの話ではないですが
LED表示の露出計は壊れると修理不能の場合が多いのです。
お預かりのF2フォトミックAは露出計の機能に
今のところ問題はありません。
しかしながらF2の電池室トラブルは定番中の定番なので
お預かりしたからにはしっかりチェックしておかなくてはいけません
端子基部が弱っていればそれなりの対策をしていきます。
今回のF2はそれよりも巻上に問題を抱えています。
普通に巻き上げてもなぜかシャッターを切ることができず
巻上レバーを巻上側に引っ張っていれば
なぜか普通に切ることができます。
巻上完了時に少し巻上が戻ってしまうような感触が確認できます。
ちょっと原因はよくわかりませんが
巻上機構の何らかの動作不良かと思われます。
シャッタースピードも事前に確認しておいたのですが
これも問題ありで
後幕が先幕に比べて明らかに早く
1/2000だと走行中に後幕が先幕に追いついてしまい
途中で閉じてしまいます。
1/1000だと何とか最後まで開いたままで走行完了しますが
写真の両端で1段以上露光時間が変わってしまいます。
(中心~走り終わりまでが明らかにアンダーになる)
これは幕軸の清掃とあとは若干の調整で直るとは思われます。
本格的に分解整備に取り掛かる前に
まずは下から巻上の動きをじっくり確認しておきます。
うーん、詳しく書こうとするとややこしいので割愛しますが
何となく起こっている現象は確認できました。
巻上部の分解整備で何とかなりそうです。
まずは普通に巻上+レリーズができる状態にして
あとは各部をチェックしながらシャッター周りの整備
電池室+SW類の整備に取り掛かっていきます。
ボディ側が完了したらもちろんファインダーも
分解清掃していきます。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。