今日は「菜っ葉の日」だそうですよ。
「な(7)っ(2)ぱ(8)」(菜っ葉)と読む
語呂合わせからですね
いわゆる葉物野菜を指す言葉で
キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、
チンゲン菜、野沢菜、水菜、レタス等々が該当します。
ただうちの実家だけかもしれませんが
「菜っ葉」といえば「広島菜のお漬物」を指す言葉です。
必ず夕食の食卓の隅に鎮座していて
メインのおかずがなくなっても
最後は「菜っ葉」で白米をかきこむっていうパターンです。
まぁ昔は白米めちゃくちゃ食べる人だったしなぁ
シンプルな緑茶をかけただけのお茶漬けにも
めちゃくちゃ合うのです。
今だとメインのおかずなくても菜っ葉だけで
十分ご飯食べられちゃいます。
こっち(関東)だと広島菜はまず手に入らないので
野沢菜の漬物が代わりになりますねぇ
暑さにやられて食欲がイマイチの時だって
冷やしたお茶をかけたお茶漬けに「菜っ葉」なら
しっかり食べられますね
そういえばしばらく広島菜も野沢菜もご無沙汰だから
今日の帰りにはとりあえず近所のスーパーで
野沢菜買って帰りましょう
今度、広島行ったら必ず広島菜買って帰ろう!
さてさて
今日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
ハーフサイズカメラと言えば一番人気なのが
「ペンシリーズ」ですが
一口に「ペン」と言っても大きくいくつかの種類に分かれます。
その中でも「ペンEEシリーズ」は
気軽に使えることから今も昔も非常に人気の高いカメラです。
ピントは固定焦点で1.5m~無限遠まで
ある程度合うように設定されています。
セレン光電池で駆動する露出計を内蔵していて
その指針(表示はありませんし外からは見えません)の位置によって
露出を決定します。
シャッタースピードは「EE」の初期以外は
1/30・1/250の2速で
絞りとの組み合わせは先述の露出計の指針位置によって
自動的に設定されます。
最初のペンEEは1961年に発売され
その後、EE-2、EE-3とモデルチェンジされ
EE-3は1973年のデビューから
1986年まで13年間も作り続けられました。
他のペンシリーズは全て生産完了後も
最後まで作り続けられた「ペン」がこの「EE-3」です。
それだけ完成度も高く人気もあったわけですね
13年間も作り続けられている上に
相当売れ続けたカメラなので
現存台数は非常に多い上に状態も千差万別です。
そしてこのクラスのカメラに多い話ですが
相当に手荒く使われたものや
過去に素人分解されているものも多く
もしこれから手に入れるのであれば
ある程度の知識が必要かとも思います。
お預かりしている「EE-3」は外装の程度も良く
比較的良い状態かと思われます。
絞りが固着していてオートが効かない状態のものも
多いのですがこの個体は
一通りオートも動作はしています。
ただし、その精度には少し問題があり
2段以上オーバー目の露出をしてしまうようです。
露出の許容範囲の広いネガだとしても
結構明るめに写ってしまうものと思われます。
セレンが少し劣化してしまっているのかと思われますが
このくらいであれば整備と調整で
問題ない精度に改善できるかと思われます。
レンズ、ファインダーには汚れ・カビが見受けられ
フィルム室のモルトはキレイに取り払われています。
おそらくボロボロになってフィルム室内に
モルト屑だらけになるので全部取ってしまったのでしょうね
でもさすがにこれだと間違いなく光漏れします。
もちろん所定の場所に決められた厚さのモルトを
きちんと貼っていきます。
裏蓋も蝶番式でフィルムカウンターも自動復元で
ペンEE-2、EE-3は現在でも非常に使いやすいカメラです。
まだ現状チェックを行っただけなので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
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