オリンパスペンD2のカメラ修理

今日から通常営業再開です。
実はこの休みは実の親父(戸籍上はもはや親ではないのですが)の
初盆だったため墓参りに
地元に帰省していたのですが
まぁ見事に豪雨に翻弄されました。
一応墓参りだけは雨の合間を縫って行ってきたから良いのですが
昔ながらの墓所なのでちょっとした登山なのです。
登山靴履いて行っていて本当に良かった(苦笑)
今日は「高校野球記念日」だったりしますが
高校野球もこの異常な天候に翻弄されまくっていますねぇ
ただ、広島新庄が早々にこれがまたインパクトの強い
負け方をしたので高校野球も今年はあまり見ていないのですよねぇ
昔からそうですが広島県代表が姿を消した時点で
甲子園は終わりという感じです。。。(苦笑)
そんな中、今日は「ハイエイトチョコの日」なのだそうです。
ハイエイトチョコってなんぞや?と思って画像を見たら
あああ!メガネチョコだ!!!懐かしいなぁ
カラフルなマーブルチョコが
8の字型の容器にパックされたもので
メガネの形にも見えるから「メガネチョコ」とも呼ばれてました
今でもまだあるんですねぇ
1967年発売で私より二つ年上なんですねぇ
「おかしのまちおか」とかにもおいてあるかな?
今度探してみます!

さてさて

本日は「オリンパスペンD2」のカメラ修理を行っています。
ペンDシリーズはここでも何度か書いていますが
いわゆるペンの最高級版(デラックス版)です。
ノーマルペンに対して高級版なのが「ペンS」で
さらに最高級版が「ペンD」という位置づけですね
「D2」はその2代目モデルにあたります。
初代のペンDがセレン光電池を使用した露出計を搭載していたのに対して
「D2」はそれをCdS式に変更していたものです。
CdS式になったので当然、電池を使用するようになりました。
電池室は苦肉の策でフィルム室内底部に配置されています。
まぁ元々予定にないものの増設で仕方がなかったのでしょうが
ここに配置されるとフィルム装填中は電池交換ができないのですよねぇ(汗)
完全にフィルムを外さないと電池室蓋すら開けられない
ローライ35よりはマシですが…
その露出計は受光素子が変わったほかは変更ありません
相変わらずの非連動でのLV表示です。
これは下手に連動式にされるよりは簡潔でよいですね
シャッターやレンズも初代ペンDと変わらず
コパル製シャッター最高速1/500で32mmF1.9の大口径レンズです。

お預かりしている「ペンD2」は
まずそのウリの一つである露出計が電池を入れても全く動きません。
電池室からの配線が腐食しているものと思われます。
さらにお決まりのシャッター羽根粘りがあり
どうも粘った状態で動作させていたせいか
一部の羽根に変形というか歪みが見られるようです。
動作に問題のない状態に修復して対応します。
そしてシャッターの粘りも関連しているのですが
シャッターを切っても巻き止めがなかなか解除されず
次の巻上ができないという症状も出ています。
いろいろと機械的に動きの悪い箇所がたくさん出てきている状態です。

一通り整備を行い露出計を含め
各部の動きが非常にスムーズになりました
全く問題なく快適に使える状態です。
外観もレンズもファインダーもできる限りキレイに
清掃も行いました。
シンプルなペンS系やお手軽なペンEE系もいいですが
ぺんD系はやはりこうしてみると
佇まいに高級感があり存在感が全く違いますね。
もう少し時間をおいてから最終チェックを行い
問題がなければ完成となります。

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