ニコンFEのカメラ修理

今日は「鯛の日」なのだそうです。
由来がちょっと面白くって
今年は例外的に移動させられていますが
本来、今日は「スポーツの日」ですよね。
これは元々は「体育の日」と言う祝日でした。
そして…「体育の日=タイ(イ)クの日=鯛喰う日=鯛の日」と
結ぶ言葉合わせからなのだそうです。
よく考えますね(笑)
制定したのは
日本有数の真鯛養殖地である
三重県の「三重県漁業協同組合連合会」だそうです。
記念日の由来はともかく…真鯛は美味しいですよねぇ
刺身だとちょっとコリコリしてて
小型のものを塩焼きだとプリップリで
白身魚特有の甘みもあって
色んな調理法で楽しめますねぇ
真鯛も良いですが黒鯛も負けずに美味しいですよねぇ
個人的なイメージで言うと
刺身は黒鯛のほうが美味しいと記憶しているのですが
どうなんでしょうね…個体差もあるので
何とも無zかしい部分かもしれませんが…
何にせよ、これがまた日本酒に合うのですよねぇ
ちょっと小ぶりな真鯛の塩焼きと純米酒…
イメージしただけでめちゃくちゃ美味しそうです…(笑

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売の電子制御シャッター機です。
電子制御機ということで
絞り優先AEを搭載しています。
機能としては前身の「ニコマートEL」と
それほど大きく違いはないのですが
ボディは随分コンパクトとなり
内部の電子回路も大きく進歩しています。
正直言って「ニコマートEL系」の電子制御は
まだまだ不安定なところもあって
使っている部品の問題もあり
修理不能になることも非常に多いのですが
FEになってからはごく初期モデルに
非常に不安定な個体が存在しますが
概ね電子回路も安定しており
大きなトラブルも少ないカメラだと思います。

…と書いておきながらなのですが…
今回の「FE」はちょっと厄介な問題を抱え込んでいます。
当初、「電源が入らない」ということで
お預かりいたしました。
よくあるパターンとしては電池室からのハンダ不良や
配線の劣化、電池室の汚れ等々で
そもそも電池室から電源が上手く供給されない…という感じです。
今回もおそらくそうだろう…と思っていたのですが
どうやらそう簡単なパターンではないようです。
新品の電池を入れてみても
バッテリーチェックも点灯できず
当然、電子制御シャッターも露出計も動きません。
とりあえずテスターで電池室から基板までの
導通を確認してみるか…と思い
電池を取り出してみると
ほんの数分の装着だったのにかかわらず
電池がかなり熱を持っていてほんのり膨らんでいます。
…これは…間違いなくどこかでショートしています。
電池室の様子から考えて
配線やハンダでショートというのはちょっと考えにくいので
考えられる一番可能性の高そうなのは
やはり基板内ショートです。
基板内ショートだと正直かなり修理が困難になってしまうのですが
まずは分解して少し確認してみます。

外観は非常にキレイなのですが…
これから分解に取り掛かり
まずはトラブルシューティングを行っていきます。
何とかなる状態であれば良いのですが…

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