キヤノンAE-1PROGRAMのカメラ修理

今日は「天ぷらの日」だそうですよ。
言われてみれば、ちゃんとした「天ぷら屋」さんなんて
もう何年も行ってないなぁ。。。
目の前で揚げてもらって熱々で食べるのがいいんですよね。
なんて書いていると無性に天ぷら屋さんに行きたくなってきた(笑)
でも天ぷらって下手すると鮨食べに行くよりお高いんですよね(汗)
さぁ、がんばって仕事するか。。。

さてさて

今日は「キヤノンAE-1PROGRAM」のカメラ修理を行っています。
世界初のマイコン搭載カメラ、「AE-1」の後継機で
よりスマートに快適に撮影できるカメラです。
機械的な部分はAE-1と共通部分も多いですが
電気回路的には全くの別物で
AE-1から一段と進化した感じです。
中身的なことにちょっとだけ触れると
AE-1では昔ながらの連動糸がまだ残っていましたが
このAE-1Pでついに連動糸もなくなりました。

今回の個体は、まず電源が入りません。
典型的な電子制御カメラであるAE-1(P)は
電源が入らないとシャッターは全く切れません。
巻き上げられたままの状態のようなので
とりあえず底カバー部分から
強制的に一度、シャッターを切ってみると
「ギャイン」と派手なシャッター鳴きと共にシャッターは切れました。
電池室周りかレリーズSWに問題がありそうです。

IMG_8272

凝った機械仕掛けで動く昔ながらのカメラも
もちろんいいですが
美しい基盤や抵抗、接点で覆われた電子制御のカメラも
眺めていて見飽きませんね。まぁ作業大変ですが。。。

IMG_8271

まずは電源が入らない原因を探ります。
その上でシャッター周り、オート制御周りの
点検整備を行っていきます。
制御しているのは電子機器ですが
実際に動作するシャッターユニットは昔ながらの
フォーカルプレーン布幕横走りのシャッターです。
その部分の点検整備は機械制御のカメラとあまり変わりません。

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