キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「タクシーの日」だそうですよ。
大正元年(1912年)8月5日
初めて日本でタクシーが営業を開始した日ということです。
最近はタクシー乗ることもなくなっちゃいましたね。
終電逃して帰れない。。。なんてシチュエーションがあまりないし。。。
。。。。。あ、いや。。。使ってるな
駅から登山口まで公共の交通機関がないときに。。。(笑)
(実際、頻繁にこういう状況のことが多い)

さてさて

今日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
5モードAEをひっさげて華々しくデビューした通称「カメラロボット」です。
機械的なベースはAE-1ですが電子制御関係は全く別物です。
独特の操作系は少々慣れを必要とし
当時は「操作がわかりにくいカメラ」の代表格のように言われていましたが
その後のAFカメラ、さらに現在のデジタルカメラに比べれば
両優先AEを持つ高機能カメラとしては全然良くまとめられてわかりやすいと思います。

今回のご依頼を受けた個体は
キヤノンAシリーズお約束のシャッター鳴き、巻上げ鳴きもなく
一見、問題のあるのはモルトくらいに見受けられるのですが。。。
巻上げレバー直下のシャッターロック・セルフタイマー兼用レバーが
「A」ポジションから全く動きません。
「A」ポジションなので普通に撮影はできるのですが
やはりシャッターロックできないのは不便ですよね。。。

巻上げレバーをとりあえず外して状況を見てみましたが
レバーと連動するプラスティックの部品に欠けが見られるものの
根本的な原因は別にあるようです。

IMG_8352

A-1はさすがに部品点数が多く
上カバーを外すだけでもこれだけの部品を外さなければいけません。
まずはレバーの動かない原因をこれから探っていきます。

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