今日は「たまごかけごはんの日」だそうですよ。
熱々炊き立てツヤッツヤのご飯に生卵、そして醤油を少々
シンプルだけどめちゃくちゃ美味しいですよねぇ
「卵かけご飯」は日本特有の食文化とされています。
そもそも鶏卵を生で食べられる国は世界的に少ないのですね。
サルモネラ菌による食中毒が心配されることが原因ですね。
国内の衛生基準が卵を生で食べられる程に
厳格に整っていることに本当に感謝です。
生卵独特のあの触感とほのかな甘さが
熱々の白米と本当に合うのですよね
ご飯の熱で少し固まりかけてくると甘みも増し
醤油でなおのこと味が引き立つのですよねぇ…
こんなこと書いていると卵かけご飯が無性に食べたくなってきます。
今年の春頃に卵不足が酷くなって以来
あまり卵を買わなくなってしまったのですが
(お高いですし…
ダイエットや糖尿病対策でほとんど食べなくなっていました)
今は比較的安定して供給されてるのですかね?
ヒサビサに今日の帰りは
スーパーの卵売り場をチェックしてきます!
さてさて
本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
最近、「AE-1P」の修理が比較的多く
昨日も「AE-1P」の修理ブログだったのですが
今日は「キヤノンAシリーズ」の基本形でもあり
第一号機の「AE-1」です。
発売は1976年です。
世界初のマイクロコンピュータ搭載機としても知られています。
このカメラの登場によって一眼レフのAE化はさらに大きく進み
それに加えて内部構造や生産の効率化も大きく進歩しました。
「Aシリーズ」の登場によって一眼レフの効率化や自動化に
ついていなくなったメーカーの淘汰が進んだような気がします。
AE-1だけではなくキヤノンはこういう業界を大きく刺激するカメラを
時代の節目節目に登場させることが多いメーカーだと思います。
お預かりしている「AE-1」は一応は動作しているのですが
いくつもトラブルを抱えてしまっている状態です。
全体的に機械的な動作が油切れや汚れで粘っていて
定番の「シャッター鳴き(実際はミラー駆動部鳴きですが)」も起こっています。
そのせいもありミラーの動きも緩慢で
さらに幕軸の動きも悪く高速シャッターでは精度が出ていません。
さらにマグネットの汚れのせいかと思われますが
「B」にセットしてもシャッターが普通に切れてしまいます。
レリーズしたままにしているのにシャッターが普通に閉じてしまいます。
電気的にも接触不良等もあるようで露出計の動きが非常に不安定です。
値そのものも随分オーバー目に動作しています。
さらに絞り制御部も粘っていてオート制御も不安定です。
こんな感じでいろいろと調べれば不具合が見つかっていくのですが
どれもAE-1でよくある症状で根本的には積年の汚れや油切れが原因です。
いいほうに考えれば致命的な破損や電子部品の不良はないようです。
画像は本格的作業に入る直前の上下カバーを
外しただけの段階でのモノです。
ここからプリズムを覆っているフレキをある程度外し
ミラーボックスを分離して本格的に整備に取り掛かります。
昨日のAE-1Pとは異なりフレキ上にリード線も多く
さらにはSSダイヤルから巻き戻し側摺動抵抗には
連動糸が使われています。
少々ややこしいですがそれでもこの類のカメラとしては
整備性は良好なほうだと思います。
分解して整備することを考えられている構造です。
さすがに何度も整備は行っているカメラなので
手順は資料を見なくても頭に入っていますが
それでも油断せずに集中して慎重に取り掛かっていきます。
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