ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「マリモの日」だそうですよ。
1952(昭和27)年のこの日に
北海道・阿寒湖のマリモが
国の特別天然記念物に指定されたことに由来しています。
マリモというと丸い球状のモノを連想しますが
球状体一つがマリモの一個体単位というわけではなく
この球状体を構成する細い繊維(糸状体)が
マリモの個体としての単位なのだそうです。
私が幼い頃にもどこで買ってきたものか覚えてはいませんが
(当然本物ではなくお土産用の類似種の加工品かと…
昔は結構よく売られていた)
2cmにも満たないような小さなマリモが一時期いました。
数年、入っていた瓶の水を小まめに変えながら
観察していましたが全く大きくならないまま
枯れてしまいました…
阿寒湖のマリモは直径30cm程度にまで成長するそうです。

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
SR-T系(SR-TスーパーやSR505,SR101)は
整備依頼も多いカメラですが少々ひさしぶりですね。
1966年発売のカメラで
ミノルタ初のTTL及び開放測光を採用したカメラです。
開放測光に対応すりために交換レンズ群も
TTL露出計に絞り値が連動するMCロッコールレンズ群に
モデルチェンジされました。
クラスとしては中級機クラスですが
非常に丈夫な上に使いやすく
販売的にも大成功でロングセラー機となり
約7年間に渡って製造されています。
後のSR-TスーパーやSR505/101も基本的な構造は
このSR-T101がベースとなっており
ミノルタの機械制御シャッター機を代表するカメラでもあります。

お預かりしている「SR-T101」も
シャッターは一通り切れてはいるのですが
さすがに登場から50年以上経過しているカメラなので
各部の動きは非常に悪く
動きにくい状態で一生懸命健気に動いている印象です。
さすがに描くシャッタースピードの精度は出ておらず
巻上や幕軸、ミラー駆動部、SS制御カム等々含めて
各部を本来の動きに戻してやる必要があります。
ファインダーもうっすらと曇っていて
接眼レンズやコンデンサレンズにカビもかなり発生しています。
露出計も動作はするものの指針の動きは不安定で
SW部やハンダ等に接触不良があるものと思われます。
それでも致命的な破損や故障はなく
全体的にリフレッシュしてやることで本来の動きを取り戻せそうです。

SR-T系をいえば内部的にはやはり連動糸のイメージですね。
修理を始めたばかりの頃にはこの連動糸の処理に
随分苦労したイメージもありますが
さすがに今となってはなんてことはありません。
これよりも連動糸が面倒なカメラは実際ににはたくさんあって
SR-Tはまだ見えやすい位置に巻いてあり
もし連動糸になにかトラブルがあっても
復旧もさほど難しくはないほうです。
そうはいってもそれは正しい手順がわかっているからですが…
正しい手順や構造がしっかりわかってさえいれば
整備性も良いカメラです。
画像はまだまだ取り掛かり始めですが
これから本格的に分解整備に取り掛かり
各駆動部の清掃整備から行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。