今日は語呂合わせでわかりやすく
「橋の日・箸の日」ですね。
箸の持ち方は幼い頃に結構厳しく
じいさんから指導されたなぁ…
左利きであることはさほど厳しく直されなかったけど
(直そうとはされたのですが直らなかった(笑))
箸の持ち方は一時期、夕食のたびに
よく注意されていた記憶があります。
正確には今でも正しいのかどうかはよくわからないのですが
パッと見にはおかしくない持ち方で
食べているとは思います。
今となってはあの頃に厳しく注意されていてよかったですね
当時は鬱陶しくてイヤでしたが…(苦笑)
せっかく日本人に生まれてきているのだから
箸はできるだけキレイに使いこなしたいですね。
ひとり暮らしであまり他人と一緒に食べることがないと
ついつい横着してしまうことも多いのですが
食事の時くらいはお行儀よくいただきたいものです。
さてさて
本日は「ハイマチック7」のカメラ修理を行っています。
1963年発売の距離計搭載レンズシャッター機です。
ハイマチックとしては2代目のモデルとなります。
2代目なのに「7」なのは
初代ハイマチックのOEM製品アンスコオートセットが
マーキュリー・アトラス6号(コールサイン「フレンドシップ7」)に
搭載されて初めて宇宙に飛んだカメラなったことにちなみ
名称に「7」を採用したのだそうです。
以降のミノルタのカメラにおいて「7」のモデル名は
特別な意味を持つこととなり、
SR-7・X-7・X-700・α7000等々に引き継がれています。
セレン光電池連動でプログラムシャッター及び
プログラム露出専用機だった初代と比べると
「7」は露出計はCdSとなりプログラムオート露出は
引き継がれるもののマニュアル露出も可能となりました。
マニュアル時にも露出計の使用が可能なのも嬉しい部分です。
レンズは初代よりさらに大口径のロッコールPF45mmF1.8が
搭載されています。
デザインもかなり印象が変わりましたが
大きさは初代とあまり変わりません。
使いやすさ、いろいろな撮影に対応できる懐の深さにおいて
初代に比べると一気に進化したモデルです。
お預かりしている「ハイマチック7」は
まずはシャッターが全く切れません。
巻上もロックしたままです。
シャッターが切れないのはレンズシャッター機定番の
羽根汚れによる固着かと予想されます。
実際には羽根固着も確かにあってシャッターは不動でしたが
それ以前に巻上ロックがかなり強烈に固着してて
解除されない状態でそもそもシャッターチャージができない状態でした。
ピントリングは非常にスムーズに動いているものの
主にボディ下部の巻上関連機構があちこちで
固着や動作不良を起こしている状態でした。
電池室も電池が入れっぱなしで強烈に固着していて
蓋はビクとも開きません。
いずれにせよ、巻上周りシャッター機構の入念な整備清掃が
必要な状態です。
まだまだ取り掛かり始めの段階です。
緑青にまみれた電池室蓋が写っていますが
これを外すだけでもかなりの時間と手間を要しました。
画像にはありませんが中からは真っ黒になった上に
緑青に覆われた水銀電池がゴロンと出てきました。
いつも書きますがしまいこむ場合や
何か月も使用しない場合は電池は外しましょう…
整備性は非常に良好なカメラです。
これからさらに分解を進めて隅々まで清掃し
必要な整備を行っていきます。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。