オリンパスOM-1のカメラ修理

本日から通常営業でございます。
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今日は「人日(じんじつ)の節句」で
七日正月(なぬかしょうがつ)」です。
「七草粥(ななくさがゆ)」を食べることから
「七草の節句」ともいわれています。
七草粥に入れる「春の七草」は
芹(セリ)・薺(ナズナ)・御形(ゴギョウ)・繁縷(ハコベラ)
・仏の座(ホトケノザ)・菘(スズナ)・蘿蔔(スズシロ)の
7種類とされています。
以前に食べたのは何十年前だったか…(苦笑)
七草粥もそうですが私も結構年末年始に暴飲暴食しているので
胃に優しそうな食べ物がほしくなりますね。
4日以降は野菜とヨーグルトをやたらと食べています(笑)
七草に関連して「爪切りの日」でもありますね。
新年になって初めて爪を切る日だそうです。
昔から「七草爪」といって、この日に爪を切ることが決まっていたそうです。
七草を浸した水、または七草をゆでた汁に爪をつけ
柔らかくしてから切ると、その年は風邪を引かないと言われています。
また、きれいに切ることができるそうです。
爪は手足共に頻繁に切るクセがついているので
おそらく4日とかに切った気が…
伸びているとひっかけたりトラブルの原因になるので
七草関係なく小まめに切るのがいいとは思います。
ただ切りすぎて深爪には気を付けましょう…

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
修理依頼のダントツに多い機種である「OM-1」から
今年はスタートです。
いつも書きますが
軽量コンパクトな機械制御一眼レフの代名詞のようなカメラです。
OM-1登場後10年ほどして電子制御機全盛期になると
同じようなサイズ・重量の一眼レフも多くなりますが
機械制御の一眼レフとなるとOM-1かペンタックスMXしか
選択肢はありません。
当時の他メーカーがやらなかった小型化軽量化を実現するために
あらゆるところに独自の工夫が見られるカメラです。
発売後50年以上経過した現在では
その独自の工夫が多少華奢な部分があったり
デリケートな部分があったりで
少しだけ手のかかる部分の多いカメラであることも事実ですが
しっかり整備を行えば
小型軽量だけでなく上品なシャッター音や軽快な巻上も
楽しむことができるカメラです。

お預かりしている「OM-1」は巻上ロック機構が動作不良で
シャッターはリリース状態なのに
巻上ができない状況です。
お馴染みの底部三連ギア周りのメンテナンスが必要な状況です。
加えて定番のプリズム腐食です。

プリズム腐食はこれもいつものパターンで
接眼レンズ・プリズム間の隙間を覆うために貼られている
モルトプレーンが加水分解を起こし腐食して
それがプリズム塗装面。蒸着面へと侵食していき
銀蒸着が剥がれる現象です。
今回もプリズム交換で対応します。
ところで今回のOM-1はかなり初期のモデルです。
フィルム室には4本スタッド、巻上レバーの裏側や
巻上軸の構造も最初期の「M-1」と同じです。
プリズム留も4本バネですね。
M-1のカバーのみがOM-1に変更された時期の個体だと思われます。
最初期のM-1及びOM-1は中期以降のモノに比べると
より華奢な部分が多いので分解整備は
少々注意が必要です。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。