ペンタックスSP Fのカメラ修理

今日は「愛車の日」だそうですよ。
メルセデスベンツでお馴染みの
日本初の外国車ディーラーである
株式会社ヤナセが制定しています。
クルマを持たなくなって10年以上が経過しましたが
やはりクルマはいいですよねぇ
今、都内に住んでいると所有するより
レンタカーやカーシェアの方が効率よいのはわかりますが
やはり気に入って買った愛車を所有するのは
格別だと思います。
保険等の維持費も大変ですが都内だと
何といっても車庫代が問題になりますね…
「クルマ欲しいなぁ…」と漠然と考えることはあるのですが
冷静になると「いつなんのために乗るの?」となり
きっと手に入れただけで満足して
まったく乗らないんだろうな…と思いとどまります(笑)
確かにこの辺だとクルマは必需品ではないのですよねぇ…
でもたまに夜中にお気に入りの音楽聴きながら
高速をのんびりクルーズしたいなぁ…とも思いますが…
まぁ多分買わない(買えない)なぁ…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP F」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。
大ヒットした「SP」をベースとして
先行発売されていた「SMCタクマーレンズ」との組み合わせで
開放測光対応となったカメラです。
ペンタックス機の開放測光自体は
「SMCタクマーレンズ」と同時に発売された
「ES」で既に実現していますが
それをSP系にも展開した形となります。
マウント自体の基本形状はM42マウントで
従来のタクマーレンズも装着可能ですが
その場合は絞り込み測光となります。
露出計関連以外の機械的駆動部は
ほぼ「SP」のままですが
マウント内側に設けられた絞り伝達レバーや
露出計の回路等はまったくの別物になります。

お預かりしている「SP F」は
一通り動作してはいるものの
高速シャッター時に写真の一部が黒くなってしまうと
お聞きしています。
で、計測器でSS計測してみると
やはり先幕の動きが非常に悪く幕速が出ていません。
1/1000では写真端1/3が全く開かず
1/500でも端っこが少し開ききらないようです。
先幕が遅いためシャッター走行時の途中で
後幕が追いついていしまい閉じてしまう状況です。
単にテンション不足ではなく先幕の幕軸に汚れ等があって
動きが悪くなっているものと思われます。

加えて露出計は動作してるものの
2段少々オーバー目となっています。
「SP F」の露出計はフォトスイッチ
(測光用とは別にCDSを配置し
ファインダーに光があたらない場合、抵抗値が大きくなり
露出計回路への電流をカットする)もそうですが
露出計自体の構造も少し変わっていて
電圧がかかっていない場合(電池が入ってない場合)は
指針は中央付近で止まります。
電流が流れた場合は
ファインダー測光用のCDS経由からの電流と
絞り/SS設定回路からの電流で指針を引っ張り合います。
そして中央付近でバランスが取れた場合が
適正露出となります。
他ではなかなか見られない構造です。
ただちょっと回路がややこしいのが玉に瑕ですが…
また取り掛かり始めですが
まずは駆動部の一通りの清掃整備を行い
幕速聴性や露出計調整を行っていきます。

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