日別アーカイブ: 2020年7月11日

コニカオートS2のカメラ修理

今日は「ラーメンの日」だそうですよ。
最近、いわゆるラーメン屋さんでは食べなくなったかな。。。
少し前までは「家系ラーメン」が結構好きで
たまに食べていたのだけど。。。
もう最近はやりのラーメンは味が濃すぎる上に高くって(苦笑)
でもよくある替え玉できる「博多ラーメン」は
今でもたまにすそくお腹のすいたときに食べるかな。。。
福岡で食べる博多ラーメンに比べると
こっちのお店のものはマイルドで
逆に食べやすくってちょうど良いです。
あぁ、でも尾道ラーメンはまた近いうちに食べに行きたいです。
でも「朱華園」なくなっちゃったのですよねぇ。。。寂しいものです。。。
ところで自宅で袋ラーメンを種ることは結構ありますが
これは昔からイトメンの「チャンポンめん」が最強です!
ただ店頭では西日本のごく一部でしか手に入らないのですよねぇ
でもちょっと割高にはなりますが
イトメンから直接通販できるので助かっています。
そろそろ在庫切れるからまた買わなくては。。。
子供の頃から馴染んでいる味で
非常にあっさりした優しい味です。
今どきの濃いラーメンが好きな方には
ちょっと合わないかもしれません。。。(苦笑)
そういえば「チャンポンめん」と並んで
昔からお馴染みでこれも大好きな「出前一丁」が
こちらだとスーパーに置いてなくて非常に困っています!
これも西日本だとどこでも売っているのに。。。
食文化って本当に地域によって違いますねぇ(笑)
まぁ店頭になくても手に入れる手段はいくらでもあるのでいいのですが。。。
長くなっていますが最後にもうひとつだけ。。。
「チャンポンめん」も「出前一丁」も
一晩寝かした「冷ご飯」に合うのですよ~これがやめられません(笑)

さてさて

本日は「コニカオートS2」のカメラ修理を行っています。
コニカの135フィルムカメラは
一般向けコニカブランド初のカメラ「コニカⅠ」から始まり
その後、Ⅱ、Ⅲを得てSシリーズへとモデルチェンジしていきます。
そのSシリーズにシャッタースピード優先AEを搭載したものが
「コニカオートS」であり
そのモデルチェンジ版が「コニカオートS2」となります。
(1964年発売)
いわゆる指針挟み込み式の機械制御オートです。
この時代のレンズ固定型レンズシャッタ機には
非常に多く採用されている機構です。
組み合わされるレンズはヘキサノン45mmF1.8です。
ヘキサノン名のレンズはどのレンズも非常に評価の高いものばかりです、
前モデルの「オートS」では受光体(CdS)が上カバー前面に
配置されていたのですが「S2」ではレンズ枠内に配置され
露出倍数のかかるフィルター等を使っても
補正する必要がなくなりました。
カラーで撮っているとあまり気にしないかもしれませんが
モノクロで赤フィルターとか使う場合、
ここに受光体があると余計なことを考えなくてすみ
本当に便利です。
シャッターは「オートS」と同様に
AEに対応するように作られた「コパルSVA」です。
コニカSシリーズは非常に多くのモデルが存在するのですが
この「オートS2」が一番売れたのではないかと思います。
いや、なかなか一概には言えないのですが
オートS2を見かけることが圧倒的に多いような気がするのです。
それだけ現存数も多く完成度の高いカメラです。

お預かりしている「オートS2」は
露出計が全く動きません、バッテリーチェックも同様です。
レンズシャッター機にありがちな
シャッター羽根の固着はなくしゃったーは動作しますが
やはり若干の粘りはあるようです。絞り羽根も同様です。
SS優先オートなのでオート時には絞りを露出計の値によって
開く大きさを変えるのですがこのときに絞りが粘っていると
オートが正常に作動できなくなります。
キヤノネット等もそうですが
マニュアルで絞りが動作しているからといっても
安心してはダメでオート時にスムーズに動くかどうかの
チェックが必要です。
他、ファインダーはクモリが酷くとても快適にピント合わせはできません。
ハーフミラーは交換しないとダメなようです。
スローガバナも固着気味でSS1秒は10秒くらいかかる状況です。

露出計の動かない原因は大抵電池室周辺です。
今回もそうですがオートS2は電池室が一見キレイでも
その横にあるバッテリーチェックSW部が
腐食していることが非常に多いです。
今回も電池室を分解してみると
SW部が緑青で覆われていました。
当時の水銀電池や酸化銀電池は
液漏れを起こさなくても電池からガスが出て
それが金属端子を腐食させていきます。
端子から配線へも広がり
酷いものになるとCdSや露出計本体までに
腐食が広がります。
今回はそこまでではなく
電池室と周辺の配線交換で済みそうです。
電池室及び露出計の状況が把握できたので
レンズボードも降ろしていることですし
まずは先にシャッターユニットの整備のほうから取り掛かります。

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