日別アーカイブ: 2023年11月11日

ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は11月11日で「1」が四つ並ぶことと
「十一」が並ぶということで
それに関連づいた記念日がたくさん制定されています。
「下駄の日」、「煙突の日」、「おりがみの日」
「鏡の日」、「もやしの日」、「電池の日」
「ポッキー&プリッツの日」、「箸の日」
「チンアナゴの日」、「うまい棒の日」「ベースの日」…等々
いや本当に今日はたくさんありますねぇ(笑
そんな中でも個人的にはやっぱり「麺の日」ですかね。
うどん、そば、ラーメン、パスタ…麺類って
どれも美味しいし大好物だし
これから寒くなる季節にもぴったりですよね!
以前は神奈川県内住みだったし
毎週のように食べていた濃厚な「家系ラーメン」が
食べたくなってきました…
都内でもいろんなお店があるので
その気になればいつでもいけるのですが…
でも今はこうして食べたい気分になっていても
実際に食べるともう1杯が重すぎてしんどいのですよねぇ…
もちろん最高に美味しいのですが…ご飯もつけたくなるし…
脂っこいものが本当に少ししか食べられなくなりました。
(今は全体的に少食でもありますが)
ほんの十数年前はバカみたいに
飲んで食べてができたのに少し寂しいですねぇ

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
1959年発売のカメラです。
「SR-1」のブログになると毎回書いてしまいますが
当時のトップモデルでミノルタ最初の一眼レフは
「1」ではなく前年に発売された「SR-2」です。
数が大きいほうが上位モデルということですね。
わからなくはないしクルマとかでもそういうのはありますが
「1」と「2」だとちょっとわかりにくいですよね(笑
で、これも毎度書きますが
トップモデルの「SR-2」は「SR-3」「SR-7」へ
モデルチェンジしていきますが
「SR-1」はカメラ自体はモデルチェンジしても
モデル名はずっと「SR-1」のままでした。
そのためややこしいのは々「SR-1」でも
「SR-2」ベースのものもあれば
「SR-3」や「SR-7」ベースのものが存在します。
ボディ形状だけでも「SR-1」には4種類のモデルが存在し
これがまた少々ややこしいことになっています。

今回、お預かりしている「SR-1」は
シャッターダイヤルのSS設定が不等間隔で
引き上げて回すタイプ
「SR-1」のロゴは緑色で露出計装着ソケットはナシ
フィルムカウンターは巻き戻しクランク側…ということで
最初期の1959年型SR-1かと思われます。
ベースとなっているのは「SR-2」で
シャッタースピード1/1000が省略され
最高速が1/500になっていること以外はほぼSR-2と同一です。
SR-2系ならではの少し丸みのあるボディ形状が
何ともレトロでよい感じです。
この年式のSRにだとシャッター幕が劣化して
ボロボロだったりガチガチに硬化している場合も多いのですが
今回の個体はシャッター幕自体は問題ない様子です。
ただ、幕の動きは全然ダメでかろうじて最後まで走りきるものの
ミラーをダウンさせるまでの勢いはなく
頻繁にミラーアップが起こります。
もちろんシャッタースピードの精度は全く出ていません。
さらに巻上も含め各部の動きが非常に重く
あまり無理に動かしていると他のトラブルを呼びそうです。

とにかくできる限り分解して
機械的駆動部を清掃注油し
本来のスムーズな動きを取り戻していきます。
画像は上カバーを外しただけの段階ですが
外装のネジもかなり強烈に固着していて
なめたりねじ切ってしまったりしないように
溶剤や油を使いながら慎重に分解を進めていきます。
装着されていたオートロッコールPF55mmF2レンズも
ヘリコイドが固着気味でレンズにカビもあかなりあるので
ボディ側が終わったら一通りの清掃整備を行います。

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